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02/11 10:56 ウクライナ加盟を容認 NATOでロ国防相
【モスクワ11日共同】インタファクス通信によると、ロシアの
イワノフ国防相は十日、北大西洋条約機構(NATO)ロシア理事
会が開かれたフランス・ニースでの記者会見で、ウクライナのNA
TO加盟は「主権国家としての権利」と述べ、容認する考えをロシ
ア高官として初めて示した。
国防相は「ウクライナのNATO入りは将来予想される事態だ」
と指摘。欧州との統合を掲げるウクライナのユーシェンコ政権がN
ATO加盟を希望すれば、これを防ぐ手だてはない現実を認め、軌
道修正を図ったとみられる。
旧ソ連時代以来、ウクライナと密接な軍事的連携を保ってきたロ
シアは、NATO諸国との「緩衝地帯」になってきたウクライナの
NATO加盟に強い警戒感を示し、プーチン大統領も反対する立場
を示していた。
ユーシェンコ大統領は欧州連合(EU)加盟を外交課題に掲げて
いるが、NATO加盟についてはこれまで「国民が賛成すれば検討
する」と慎重な言い回しで、ロシアへの刺激を避けている。
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[2005-02-11-10:56]