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このように言うのなら、昨日の「サッカー北朝鮮・日本戦」の始まる直前に言えばよかったのだ。こんな発言があっても、日本人サポーターは平然と観戦をしたと思うよ。
日本人は自分から熱狂する国民ではない。穏かなのだ。相手から刺激されなければ自分からは暴発はしない。この事がわからない人が(知識人)には多い。素直さを失っているのだろう。それでは思考を積み重ねる事は出来ないだろう。進歩しないと言う事だ。
ともあれ、サッカーの後での北朝鮮のこの発言は、それなりに神経を使ったものであった。
一見強硬な発言に見えるが、しかし、
この発言には、それなりの「利益」を誘導できる読みがあってのことと考えてよい。
つまり、今は交渉できる相手がいて、今は交渉できる機会である、と言う認識が背景にあってのことである筈なのだ。
冷静で交渉上手で、日本人みたいに感情的にふらふらしない北朝鮮は、現状に合わない発言はしない筈である。
米国を始めとする相手と十分に交渉が出来る時であると考えているのであろう。
水面下で、相当の北朝鮮と米国との接触があると考えてよい。チャイナも介入はしていると考えるべきだろう。
北朝鮮はあの発言で「交渉」をしているのだ。
6ヶ国協議なんかは、自国の為にならなければ、やる必要は無いのである。
米国と北朝鮮の双方の利益とは、
そして、当面に合意したい事柄とは、
それらが何であるかを考えるとよいだろう。
しかし、それらに、日本と韓国が「当事者扱いされない事」が問題なのだ。この二国は「付録」でしかない。
かくして、日本と韓国はイラク戦争の戦費と兵隊の調達先として扱われ、北朝鮮もそのことには異議を唱えないのである。
日本と韓国は北朝鮮にも援助をしなければならなくなるだろう。
そしてしかも、かの国を脅威と看做すように誘導されるのだ。
その意味で、今回の発言は米国への「リップ・サービス」でもある。
「危険」に備えて、改憲へ誘導され、軍備を拡大させられ、それを米国の為に使わされる。
北朝鮮は日本と韓国を直接には相手にせず、米国を通じて二国からの援助を得る。
うまく出来ている。日本と韓国は回りに毟り取られ収奪される。
こういった構造から離脱するには、日・韓は平和政策に徹する他はないのである。
米国も北朝鮮も全く同じタイプの国であり、共に自力だけではやってゆけない国なのだ。
彼らにたかられているのは、国民がしっかりしていないからであり、国民が不幸を背負うことになるだけだから、国民が何とかしなければならない。
政治家や財界人は、国民の事なんか考えてはいない。自分だけが楽しければ国民は死んでも構わんと考えている連中なのだ。だから、彼らは全く頼りにならない。
日・韓は平和国家の確立を目指して連携し、米国民と北朝鮮人民をファッショ的奴隷的支配から解放してあげなければならない。
日・韓が不幸ならば、米国も北朝鮮も不幸であるから共に幸福でなければならない。
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