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(回答先: Re: 今回の選挙は、さらなる混乱の序曲。 投稿者 高弘 日時 2005 年 2 月 01 日 23:34:29)
不安定要因はいろいろあります。
1)選挙の結果、シーア派が政権を取った場合、反米的政権ができる可能性が大きい。
2)イランはシーア派の国であり、スンニ派=フセイン政権の時代とは逆に、イラクとイランは接近する可能性が大きい。これはアメリカにとっては薮蛇の事態。
3)議会で少数派に追いやられたスンニ派には親フセイン武装勢力が残存しており、破壊活動を継続、拡大する可能性が大きい。
4)フセイン時代でも弾圧されたクルド人が民族的自立の動きを起こす可能性が大きい。
いずれの可能性を見ても、イラク国内は分裂含みで、対米対シーア派の破壊活動は継続し、反米の機運はますます高まるように見えます。
アメリカはまさかイラクが民主化すれば、ローンレンジャーのように黙って立ち去るわけも無く、今回厖大な戦費をかけてイラクに攻め入ったのには理由・目的があるはずです。
表向きは、アラブ諸国の民主化、テロ支援国家の解体ということでしょうが、裏の目的としては、イスラエル問題の解決と、石油関連の権益確保、その他、があると思います。
その辺りはまだ端緒についたばかりで、強引に進めようとすれば、混乱に拍車をかけるだけでしょう。
いずれにせよ、日本には関係の無い問題であり、自衛隊が彼の地に止まる理由は皆無です。