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在外イラク人の投票終了、投票率の実態は? 国民議会選
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イラク国民議会選挙で、亡命などの理由で国外に住む在外イラク人の投票が31日、世界14カ国36都市で締め切られた。AP通信によると、計26万5148人が投票し、投票率は93.6%にのぼった。選管のアヤル広報官は「非常に高い投票率だ」と語った。
高投票率となったのは、有権者登録をした人がかなり少なかったことに要因がある。投票事務を担当した国際移住機関(IOM)は、有権者登録をする資格を持つ在外イラク人は世界各国に計約100万人いると推定している。しかし、先月17日から始まった登録は、当初の予定を2日延長したにもかかわらず、結局、28万3341人にとどまった。推定有権者数全体を分母にすれば、実際の「投票率」は3割弱に過ぎないことになる。
イラク国内でも高い投票率が予想されているが、在外投票と同じ「数字のマジック」がある。
イラク国内の推定有権者数は1500万人だが、実際に有権者登録を済ませた人は選管発表で1296万5000人。推定値との差約200万人は、有権者登録を意図的にしなかったか、身の危険を感じてできなかった、ニネベ、アンバル両州(人口計約380万人)など中北部のスンニ派住民とみられる。
両州の住民は投票所で有権者登録し、そのまま投票できる特例が認められた。事前に登録した人は極めて少なかったため、両州の投票率はいずれも100%に近い数字になる。こうした事情も全体の「投票率」を押し上げる要因になっているとみられる。
(02/01 12:08)
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http://www.asahi.com/international/update/0201/005.html