現在地 HOME > 戦争66 > 969.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: グアンタナモの特別軍事法廷は「違憲」 判事がブッシュ政権批判 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 2 月 01 日 20:49:21)
米連邦地裁 グアンタナモ基地の外国人無期限拘束は違憲
アメリカの連邦地方裁判所は、三十一日、アメリカ軍が「テロとの戦い」を理由にキ
ューバにあるグアンタナモ基地で外国人を無期限に拘束していることは、法の手続きに
よらずに自由を奪うことを禁じた憲法に違反するという初めての判決を下しました。
アメリカ軍は、四年前の同時多発テロ事件のあとアフガニスタンなどで身柄を拘束し
た外国人を国際テロ組織の「非合法な戦闘員」と見なし、今もグアンタナモ基地に五百
人以上を収容しています。
首都ワシントンの連邦地裁のグリーン判事は、こうした無期限の拘束について「正当
な法の手続きによらずに自由を奪うことを禁じた合衆国憲法に違反する」という初めて
の判決を下しました。
ブッシュ政権はこれまで、「テロとの戦い」という戦時にあって、最高司令官たる大
統領の軍事命令に基づく合法的な拘束だと主張してきましたが、今回の判決は、こうし
た政府側の主張も「アメリカ国民が建国以来、培ってきた基本的な権利まで否定できる
とは限らない」と退けました。
さらに収容者には、戦時捕虜の人道的な扱いを定めたジュネーブ条約に基づく法的な
保護を求める権利があるという判断も示しました。
これに関連して連邦最高裁は、去年六月、「法のもとでの平等」をうたう憲法の精神
を引いて、収容者が一般の裁判所に訴えを起こす権利は認めたものの、拘束の違法性そ
のものには踏み込んだ判断を避けていることから、今回の判決をきっかけに、グアンタ
ナモ基地をめぐる論争が上級審を舞台に再燃することになりそうです。
[2005-02-01-13:10]