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(回答先: Re: 日本に「アルジャジーラを」と、呼びかける人がいます 投稿者 長壁満子 日時 2005 年 1 月 31 日 22:08:14)
本多氏のやっている「週刊金曜日」は、企業広告なしのメディアで、それゆえに『買ってはいけない』も出版できた有意なメディアですが、僕が思ったのはそういう貴重な役割以上に、もっと彼にはやることがあったのではないかということです。
それは、新聞も含めた既存のメディアの批判から「週刊金曜日」を作ったのであれば、まずやるべきことは自身が居た新聞というよく知るメディアの批判作業ではなかったのかと。
新聞のもつ問題をひろく世の中に問い、多くの人に認識を深めてもらい、そこからメディアを変えてゆく行為こそ必要ではなかったのかと。
朝日新聞のOBではもう一人、朝日新聞政治部記者、編集委員を経て鎌倉市市長を2期8年つとめ、現在NPO型インターネット新聞のJanJan(Japan Alternative News for Justices and New Cultures(さまざまな正義と新しい文化のために日本から発信するもう一つのニュース) http://www.janjan.jp/index.php を運営している竹内謙氏というかたがいます。
「メディアも政官財の癒着構造に組み込まれて、本来の言論ができなくなっている。その象徴たる存在が再販制度と記者クラブ制度です」
と言う氏は、鎌倉市市長時代の1996年、市役所の記者クラブを廃止し、それまで記者クラブ室だったところを「広報メディアセンター」と改称し、登録をすればどんなメディアでも取材ができるようにシステムを変えました。自治体としては初めてのことでした。しかし、それに対し、朝日・読売などの記者クラブの加盟六社は登録を拒否、抵抗をしました。
記者クラブの廃止は2001年に、今度は県としては初めて田中康夫長野県知事が「脱・記者クラブ宣言」をやって、県庁内に3つあった記者クラブを廃止して「プレスセンター」を設け、誰でも取材ができるようにしました。この時も記者クラブ加盟メディアは必死の抵抗をしました。そのために未だに田中知事は記者たちからは冷くされているそうです。
ともあれ、JanJanはこれから先が楽しみでもあります。