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イラク武装勢力が「撃墜」と声明 英軍輸送機墜落
バグダッド近郊で30日に起きた英空軍輸送機C130の墜落について、「アンサール・イスラム」(イスラムの支援者)を名乗る組織が同日、「ミサイルで撃墜した」とする声明をイスラム系ウェブサイトに出した。英空軍幹部はラジオで、撃墜の可能性を示唆した。
声明は「30日午後5時25分ごろ、イスラム戦士がミサイルで、低空を飛ぶC130を撃墜した。乗員は全員死んだ」としている。
武装勢力の声明発表によく使われる掲示板サイトが使われた。「イラクの兄弟から、投稿するよう求められた」との投稿者による注釈がつけられていた。「イラク・アルカイダ機構」などは、広報担当とみられる特定の人物が投稿している。
英軍は墜落の原因を「調査中」としているが、メイソン空軍少将はBBCラジオで「墜落は『敵対行為』による可能性が高い」と述べた。ロイター通信が伝えた。
「アンサール・イスラム」は、01年ごろからイラク北部のクルド自治区を中心に活動してきたイスラム過激派。クルド愛国同盟(PUK)の民兵組織などと敵対し、米政府はイラク戦争開戦前、「旧フセイン政権とアルカイダとの仲介役」とみなしていた。イラク北部モスルで昨年6月24日に起きた連続自爆テロなどで関与が指摘された。
(01/31 21:51)
http://www.asahi.com/international/update/0131/009.html