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□選挙報道に暫定政府が圧力 [イラク情勢ニュース]
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005年1月30日日曜日 Sunday,30January2005
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆投票所を攻撃の標的としない、レジスタンスが表明
イスラム・オンライン 1月27日 英字報道から訳
☆93%が「選挙は公正でない」/選挙報道に圧力
イラク・レジスタンス・レポート 1月27〜28日付
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☆★投票所は標的ではない、イラクのレジスタンスが表明
IraqiResistanceGroupSaysNottoTargetElections
イスラム・オンライン 1月27日
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http://www.islam-online.net/English/News/2005-01/27/article05.shtml
バグダッド発、1月27日:
(IslamOnline.net)
さまざまな議論のある選挙を3日後にひかえて、イラク人の主要なレジスタン
ス組織は投票所を標的にすることはなく、無実のイラク国民を攻撃することもな
いと述べ、ほんとうの戦いは占領者に対するものだと表明した。
イスラム・オンラインが入手した声明において、イスラム・レジスタンス戦線の
軍事部門であるサラ・アッ・ディン旅団は、自国民に対する戦闘に引き込まれる
ことはありえないと宣言した。
このグループは、投票所を攻撃目標にしたり、無実な市民の血を流すことを避
けていると表明した。2ページにわたる声明は、「われわれは宗派および民族に
かかわりなく、全イラク国民の生命に危害を加えることは望まない、それはこの
組織に従う戦士への命令である」と述べていた。
さらに、「われわれは敵である占領者との本当の戦いに効果のない、脇にそ
れた戦闘に引き込まれるべきではない」と。
この声明は、選挙と投票参加者に対する全面戦争を宣言したザルカウィの警
告がなされたことに対して発表された。
・・・
「占領を合法化するもの」
その声明のなかで、このイラク人レジスタンス組織は、選挙はイラクの抱える
問題を解決する助けにはならず、単にアメリカの要求でしかないとして選挙を非
難した。さらに、「占領を合法化し、既成事実とするためのものである」と。
イスラム・レジスタンス戦線は、国民会議は治安と経済面で占領軍に全面同
意のゴム印を押すために利用されるだろう、と警告した。
アナリストたちは、安全上の理由から三つの主要州と首都バグダッドの一部
が除外されいている以上、この50年間で最初となる日曜日の選挙は完全なも
のにはほど遠い、と指摘してきた。
・・・
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☆★イラク・レジスタンス・レポート 1月27〜28日
IraqiResistanceReportforeventsof
Thursday,27January2005and28January2005
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http://www.albasrah.net/moqawama/english/0105/iraqiresistancereport_27-280105.htm
1月27日 木曜 Thursday,27January2005
★カイム Al-Qaim
・レジスタンスの爆弾が米軍輸送車を破壊
★バグダッド Baghdad
・オーストラリア大使館にレジスタンスの自動車爆弾
・ほか略
★モスル Mosul
・米軍施設を警備する傀儡(かいらい)警察司令官を暗殺
1月28日 金曜 Friday,28January2005
★ファルージャ Al-Fallujah
個別のレジスタンス戦士が米軍に攻撃
IndividualResistancefightersmounthit-and-runattacksonUStroops
個別のイラク・レジスタンス戦士と米占領軍とのあいだで27日に続発した戦闘
について、ファルージャから絶え間ない報告が寄せられている。武力衝突はファ
ルージャ市内のさまざまな地域で頻発しており、それはレジスタンス戦士が機関
銃で攻撃しては即座に姿を消すというヒット・アンド・ランのようだった−−目撃
者がイスラム・メモの通信員に話した。
攻撃のほとんどは個別のレジスタンス戦士によって遂行されているもので、彼
らは1月23日に市の南部を離れたレジスタンス勢力の主体に合流するのを拒
否した、と通信員が伝えてきた。
★バグダッド Baghdad
イスラム・メモが9州で世論調査、「選挙は不公正」93%
Mafkaratal-IslamsurveysopinioninnineIraqiProvinces:
93%ofIraqisthinkelectionisnotfairandimpartial
30日におこなわれる選挙に関して、イラクの街中における国民のほんとうの
意見を探る試みとして、イスラム・メモの通信員はイラクの9つの州で市民の意
見を尋ねた。対象にはスンニ、シーア、アラブ人、クルド人、クリスチャン、アッシ
リア人などで、どれほどの公正な選挙となるか、投票するかどうかに関するもの
だ。選挙を「民主主義」のベールで占領を覆い(おおい)隠すものと考えるイラク
・レジスタンスは、選挙を拒否してきた。
調査結果は、アラブおよび外国の衛星テレビや文字媒体で報道されているも
のと際だって異なる内容だった。話す内容に対する傀儡(かいらい)政府もしくは
占領軍からの余波を人々が恐れていると通信員が明確に編集者に伝えたこと
から、調査に回答する市民は匿名で、撮影されることもなかった−−イスラム・
メモが強調した。彼らはもし自分たちの意見といっしょに名前が出されたら拘束
されるであろうと恐れていた。
イスラム・メモは1100人のイラク人を対象に調査した。
内訳は次のとおりである: ラマディ、ファルージャ、ヒット、ハディッサ、カイム
で100人。バグダッドのスンニ派教徒、シーア派教徒、クリスチャン、クルド人か
らなる市民170人。ズバイル、アッシャル、ファウを含むバスラの市民160人。
タルアファル、バシカ、ディブスを含むアラブ人、クルド人、クリスチャン、アッシリ
ア人からなるモスルの市民140人。サマッラ、ティクリート、ウジャ、バイジを含
むサラ・アッ・ディン州のスンニ派教徒とクルド人110人。市内で多数派でサドル
を支持するサマワのシーア派教徒115人。バクーバ、マンダリ、ハリスシャハラ
バン、アブ・サイダを含むディヤラ州のスンニ、シーア、クルド100人。バビル、
イスカンダリヤ、マハウィル、ムサイブを含むヒッラのスンニ、シーア、アッシリヤ
人100人。アマラで多数派を占めているシスタニ支持のシーア派教徒70人。民
族的に多様な混在があるキルクークの市民80人。
調査で明らかになったことは、調査対象の93%が選挙は公正でなく、勝利者
が新しい「イラクのカルザイ」になると考えているというものだった。カルザイとい
うのは、アフガニスタンにアメリカが持ち込んだ操り人形の統治者である。一部
の者は、アメリカの乗員およびCIA、シオニストのモサド(訳註: イスラエルのス
パイ機関)の票の多くを獲得した候補者が勝利するだろうと答えた。
選挙は公正におこなわれると考えている者は、わずか7%しかいなかった。そ
のように回答した者は、「多数派であるシーアの支配」が優勢だと答えた者を含
めて、さまざまな理由をあげた。
個人として投票に参加するかどうかについては、調査対象となったイラク人の
87%が30日には投票に行かないと答え、さまざまな理由をあげた。ある者は
今回の選挙が信頼できないから投票しないと述べ、彼らは選挙を茶番劇だと受
けとめていた。またある者は、投票所への攻撃を恐れて投票に行かないと答え
た。さらに他の者は、結果がどうなるか気にしないと答え、その理由は、現時点
においてこの政治ショーを運営している勢力は、現在および将来のイラク政府で
はなくアメリカの占領だと確信しているからであった。
残る13%は投票に行くと答え、そのなかのある者は、選挙に参加している政
党の党員だと答え、あるいは米国の侵略前にはイラク政府のもとで災難をこう
むったと答えた。
イスラム・メモはどの程度の刻印が投票に参加するかを観察するために、レジ
スタンスと米国が設置した政府のどちらにも偏(かたよ)らず、公正に30日の選
挙を取材・報道することを約束した。
これに関して言えば、イスラム・メモは次のように伝えている。米国が設置した
政府は、アラブ諸国と外国メディアの全記者および特派員に対して、イラク(傀
儡)政府の広報室から出される記者発表にもとづいて報道するよう指令を出し
た。傀儡政権は、広報室の公式発表と反対のことを報道するジャーナリストが
いれば誰であれ報告するようにと警告した。そのようなジャーナリストは、もしそ
れがイラク人なら投票所から追放するし、イラク人でなければの国外に追放す
ると述べた。
イスラム・メモの通信員は、全ジャーナリストが選挙を取材する権利を手にす
る条件として、こうした条件に同意し署名していると報告した。記者に対する圧
力のために、イスラム・メモは通信員を配置している13州のうち10州で選挙を
取材することを決めた。バグダッド、アンバル州、サラ・アッディン州、ディヤラ
州、モスル、キルクーク、バスラ、サマワ、ヒッラ、アマラである。
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※訳者によるおことわり:
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イラク・レジスタンス・レポートには、今回のものにも、「イラク・レジスタンス」に
よる投票所への攻撃がレポートされていますが、日本語に訳して紹介するさいに、
これらの記事は、<訳者による判断>として意識的に除外しました。
今月初めに紹介した「イラク愛国同盟からの手紙」、あるいは今回冒頭に紹介したイス
ラム・オンラインの記事にあるように、レジスタンスの戦略・戦術としては、民間
人を犠牲にする作戦には、疑問があるゆえの訳者の判断です。
同時に、そうした作戦を採用するものが「レジスタンス」を自称していたり、また
「レジスタンスの行為」として扱う人がいるという状況も、大勢ではないものの、
一部に現存する実際です。また、そうした人々やグループの考え方や評価が将
来も変わらないということでもありません。全国的に統一した組織がまだないよ
ういう状況において、そういう流動的な実際状況もあるもと現象であり、それに
対応した訳者の判断であると受けとめてください。
もちろん、そのような状況を差し引いても、イラク・レジスタンスの行動や考え、
あるいはそれをめぐるイラクの状況を知るうえで、「イラク・レジスタンス・レポー
ト」なり、イスラム・メモは貴重な情報だと考えています。既存の商業メディアが真
実を伝えない現状においては、特にそのように主張することができます。
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※ URUKNEWS イラク情勢ニュース(webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
※ イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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