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宗教のタブーを悪用、グアンタナモ基地で“性的”尋問
【リオデジャネイロ=中島慎一郎】キューバのグアンタナモ米軍基地で、イスラム教徒の収容者に対し、宗教上タブーとされる妻以外の女性との接触を強いるなどの尋問が行われていたことが27日、明らかになった。
AP通信が、同基地に2002年12月から半年間、アラビア語通訳として勤めた元米陸軍軍曹の手記を入手した。
それによると、軍の女性取調官は、非協力的なサウジ人収容者(21)の背中に自分の胸をこすりつけるなどし、収容者が性的に興奮している様子を嘲笑した。また、イスラム教徒が月経を宗教的に不浄と見なしていることを知りながら、下着の中から手を取りだして見せ、血に見立てた赤インクを収容者の顔に塗りつけた。収容者は必死に逃れようとし、泣き出したという。
このほか、発言を拒むサウジ人らに対しては、民間請負会社の女性がミニスカート姿で真夜中に尋問を行ったという。
(2005/1/28/19:35 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050128i111.htm