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01/27 18:55 国王は「国民の調整者」 スンニ派票の受け皿に
三十日実施予定のイラク国民議会選挙に、王制の復活を掲げ立候
補した「立憲君主運動」の代表で、一九二一年から五八年までイラ
クを治めたハシム王家の子孫シャリフ・アリ・ビンフセイン氏(4
8)に抱負などを聞いた。(バグダッド共同=ファラハド・ジャフ
通信員)
―なぜ今、王制か。
「われわれは、イラク人の権利を守る運動をしている。立憲君主
制の考え方では(王制とは)権力や支配ではない。王は(国民の)
調整者だ。かつてのハシム王制のような形を目指し、王は国の象徴
となる」
―運動に支持は集まっているか。
「イラク中部から北部にかけてのイスラム教スンニ派からの票を
主に集めそうだ。スンニ派政党が選挙戦から離脱し競争相手がいな
い。われわれの候補者は計三十二人。部族指導者やビジネスマン、
学者らが含まれる」
―イラク暫定政府をどう見るか。
「アラウィ首相の政府は(イラク中部)ファルージャを(米軍が
)攻撃した時に総辞職するべきだった。外国軍にイラク人を攻撃さ
せることはできないはずだ。暫定政府はイラク人を代表していない
。市民は電気も、ガソリンも職もない。破たんした政府と言える」
―外国軍はイラクから撤退すべきか。
「都市部から離れ、国境警備に当たるよう、役割を変更すべきだ
」
× × ×
シャリフ・アリ・ビンフセイン氏 56年バグダッド生まれ。王
制が倒れた58年にレバノン、後に英国へ移住。90年に「立憲君
主運動」設立。2003年6月に帰国した。最後のイラク国王ファ
イサル二世のいとこ。
20050127 1855
[2005-01-27-18:55]