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「テロとの戦い」で外国人拘束のグアンタナモ基地 20人が抗議
アメリカ軍が「テロとの戦い」を理由に、五百人を超える外国人を拘束しているグア
ンタナモ基地で、これまでに公表していた収容者の自殺未遂のほかに、二十人あまりが
抗議のため相次いで自らを傷つける例があったことが明らかになりました。
アメリカ軍は、四年前のアフガニスタン攻撃のあと、国際テロ組織アルカイダの戦闘
員だとして多数の外国人を拘束し、その後、キューバにあるグアンタナモ基地に収容し
て今も五百人以上の取り調べを続けています。
基地を管轄するアメリカ南方軍によりますと、おととしの八月、基地内で二十三人が
収容に対する抗議として、着ていた服を使って相次いで首を吊るなどの事例があったこ
とが明らかになりました。
アメリカ軍は、このうち二人は自殺未遂だったとしてけがの手当てをしたものの、残
る二十人あまりについては「自らを傷つけることで基地に混乱を引き起こそうと試みた
に過ぎない」と説明しています。
基地では、これまでに二十一人の収容者が、のべ三十四回に及ぶ自殺未遂があったと
公表していますが、こうした自殺未遂として扱っているほかにも、収容者が自らを傷つ
けた事例がこの二年間だけでのべ四百六十回あったとしています。
グアンタナモ基地をめぐっては、法的な訴追を前提としない無期限の拘束が内外から
厳しい批判を浴びており、収容者がおかれた実態を明らかにするよう求める声がいっそ
う高まることになりそうです。
[2005-01-26-14:46]
NHK