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□米英外相会談 [IRIBラジオ日本語ニュース 解説から]
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.tue.htm#kaisetu
米英外相会談
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イギリスのストロー外相は、25日火曜、アメリカのライス国務長官とワシントンで会談を行います。これは、ライス氏が国務長官に就任してから初めての会談となります。ワシントンでのストロー外相の協議は、現段階で、重要なものと見なされています。第2期ブッシュ政権が開始されると同時に、現在アメリカを支配している過激派の好戦的な態度が高まっています。ライス国務長官は、上院外交関係委員会の会議で、自由を脅かしているとして7カ国を非難し、これらの国々に、政策の転向を求めました。ブッシュ大統領は、就任式で、彼が「自由の普及」と呼ぶものに関して、非常に厳しい口調で語りました。このようなアメリカ高官の姿勢は、国際社会に、アメリカによる新たな戦争開始という懸念を引き起こしています。
先週、アメリカの一部高官が、心理戦を開始し、イランへの軍事攻撃をほのめかしました。アメリカはこれまで何度も、イランの核計画が平和路線から逸脱していると主張しています。ところが、核問題を扱う唯一の国際機関であるIAEA国際原子力機関は、イランの核計画の平和性を常に認めています。IAEAのエルバラダイ事務局長は、機会あるごとに、イランがIAEA査察団に積極的に協力していると評価しています。このように、イランとヨーロッパ3カ国、さらにはIAEAとの協議が加速される中で、アメリカは開戦の合図を示しているのです。
ブッシュ政権が最近、好戦的な、そして一極主義の姿勢を強調したことは、イギリス政府の懸念を引き起こしています。ストロー外相はワシントンでの会談で、アメリカ政府に属する好戦的なグループを抑制しようとしているのです。
イギリスのメディアは、イランの核計画などの国際問題に対する米英間の見解の隔たりが、広がっていることを伝えています。イギリスのブレア政権は、イラクでのスキャンダルが発覚した後、アメリカの好戦的な政策に同調することができないようです。このため、イギリスはストロー外相を通してアメリカ政府に、「イランに対して何らかの対応をとる場合に、イギリスの支持は期待しないで欲しい」というメッセージを送っています。こうしたことから、アナリストは、第2期ブッシュ政権の態度が厳しくなっていることに注目し、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国との溝がいつにも増して深まるだろうと見ているのです。