現在地 HOME > 掲示板 > 戦争66 > 576.html ★阿修羅♪ |
|
イタリア兵士死亡で政府に批判 派遣部隊の装備で論争も
朝日新聞 1月24日
http://www.asahi.com/international/update/0124/012.html
ラク南部ナーシリヤで21日、国軍兵士が死亡したイタリアで、イラクへの部隊派遣の目的を「平和維持任務」とする政府を批判する声が与野党の議員から出ている。「現地の状況に合わせ、戦闘装備の充実を」とする与党議員に対し、野党側は部隊撤退を要求。国軍は攻撃用ヘリコプターを新たに現地に送ると決めたとされ、論争が活発化しそうだ。
国防省などによると、21日に死亡したのはシモーネ・コーラ准尉(31)。伊軍の指揮下にあるポルトガル軍が地上で襲撃されたのを受け、ヘリで偵察中にカラシニコフ銃の銃弾を受けた。襲撃や戦闘による伊軍兵士の犠牲者は計19人となった。
同准尉が乗っていたのが汎用(はんよう)ヘリだったことから、一部の与党議員から「装備は現地の状況に適していない」との意見が出始めた。23日付有力各紙は、30日の国民議会選挙を控えてイラクの状況がさらに不安定になるとして、対戦車ミサイル搭載の攻撃用ヘリを送ることを国軍が決めた模様だと伝えた。
与党議員で下院外務委員会のセルバ委員長は、右派系紙に「もう人道支援という偽善はまっぴら。現実を直視し、軍の装備を強化すべきだ」と語った。さらに、イラク派遣について、ベルルスコーニ首相の政府が「任務は人道支援。戦闘はしない」と説明したことについて「人道支援という仮面で覆う必要があった」とも。
これに対し、中道左派や左派の野党議員らは「議会が承認したのは人道支援の任務としての派遣だ。政府は国民をだました」と強く非難。「攻撃ヘリが必要な場所で行う任務は、人道支援ではない」として、国民議会選挙が終わり次第、イラクからの撤退を求めている。
(01/24 23:38)