３．１１使用と同種の爆発物は他所でも紛失していた！（エル・ムンドより）

２００５年１月２２日付のエル・ムンド紙（電子版）は、３．１１マドリッド列車爆破事件で使用されたとされるダイナマイトＧＯＭＡ２が、アストゥリアスの鉱山以外でも大量に紛失していたことを報道しています。

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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/01/22/espana/1106367805.html
『内務省は、１７５キロのＧＯＭＡ２を紛失させた企業を処罰』
（エル・ムンド：２００５年１月２２日）
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この企業はマドリッドから車で１時間ほどのところにあるトレド市の爆発物取り扱い会社で、昨年できた新法が適用されて、なんと３０万ユーロ（約４千万円）の罰金を科せられました。この「紛失」が発覚したのは、３．１１のわずか１３日後、３月２４日のことである、ということで、一緒に１３１個の電気式起爆装置も紛失したようです。

しかし、あくまでも３月２４日に「発覚した」というだけであり、要するに、本当はいつ紛失したのかは明らかではないのです。１７５キログラムのダイナマイト、といえば、３．１１で使用されたとされるものとほぼ似たような量であり、ひょっとするとこちらの爆薬が実際に使用された可能性が、無いわけではありません。

いままで３．１１捜査では、ＧＯＭＡ２はスペイン北部のアストゥリアスの鉱山から、密告屋エミリオ・スアレス・トラスオラスによって盗まれ、マドリッドで「エル・チノ」ことジャマル・アーミダンに覚せい剤と交換で渡された、とされています。しかしこの話が崩れたらもう捜査は無茶苦茶になるでしょう。アストゥリアスはマドリッドから高速道路で途中に高い山脈を越えて７時間から８時間かかりますが、トレドなら１時間もあれば十分に行ける距離です。

さらに、そもそもが、このＧＯＭＡ２が爆薬として使用された、という話自体が、「不発弾」になったカバンから見つかったダイナマイトと、マドリッド近郊モラタ・デ・タフーニャの「証拠残しまくりの一軒家」に置いてあった「使い残しの爆薬」から出たものなのですが、この「不発弾」にしてもモラタ・デ・タフーニャの一軒家にしても、どれほど疑惑だらけのものであるのか、は今まで何度もお知らせしたとおりです。本当にＧＯＭＡ２が列車爆破に使用されたのかどうか、これ自体が怪しげな話なのです。

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