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□英国が「賄賂」を持ち掛け自衛隊のイラク駐留継続を懇願 イラク人研究家の分析 [ML アラブの声]
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英国が「賄賂」を持ち掛け自衛隊のイラク駐留継続を懇願 イラク人研究家の分析
22日付のバスラ・ネットは、イラク人研究家、カイス・ムハンマド・ヌーリー博士(知恵の館元館長、雑誌[政治研究」の編集長)の日本の外交政策に関する小論を掲載した。
イラク駐留のオランダが撤退を表明したので、日本政府はイラク南部に駐留させている自分を誰が警護するかという厄介な問題に直面し始めた。
イラクからの撤退や日本兵の安全確保を求める声が増大したが、それらの声に応える代わりに小泉首相は、戦争商人の英国外相ジャック・ストローが差し出した「賄賂」に飛びついた。賄賂とは、勇敢なイラク抵抗勢力の攻撃から逃げ出し撤退を決めたオランダ軍に代わって英軍が日本兵の警護を引き受け、日本の希望である国連安保理の常任理事国入りを支持するる用意があると持ち掛けたことだ。
英国は自国の国連における影響力を取引の材料にしようとしているのだ。常任理事国の椅子は、様々な観点が考慮されて与えられるものであり、英米両国の政策に対する立場によって決められるべきではない。
英米はイラクでの同盟国を失いつつあるため、最終的には両国だけが残留することにもなりかねない状況で、英国は米国とだけでイラクに取り残されることを恐れている。従って英国は、有志連合と言う建前にある種の信憑性を付与するためにのみ、日本軍にイラクに残留するよう懇願しているのだ。
中国などの反対で日本の常任理事国入りが潰されても、英国は「我々は努力はしたのだが、アジア・グループの反対で成功しなかった」と弁解するだけだ。西洋は常にアジアの国(特に大国)同士を緊張関係に置こうとして来たではないか。
米英の政策にひれ伏すことで日本の常任理事国入りが果たせたにしても、代償も大きい。それによってイラクに駐留する日本兵の安全が保障されるわけでもないし、米英の戦争に引きずり込まれることになろう。またこの地域で日本は自国の権益のために武力で他国を侵略する国と見られ、日本に対する憎悪を駆り立て、その結果自国の権益を危険に晒すことになろう。
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0105/nori_210105.htm
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この分析によると、日本軍に逃げられたら困るから、英国が甘いえさを用意して日本軍を引き止めようとする構図となっている。部族長に大金をばら撒き警備を依頼し、外国軍に警護され、戦々恐々として基地内に蟄居する日本軍の存在理由を理解するのは容易な技ではないようだ。なお抄訳するに当たり、著者と交信した内容も一部付け加えて編集した。
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334号訂正 「5)ヤーワル名簿:16〜0議席」 → 「5)ヤーワル名簿:16〜20議席」
なお、同記事はほぼ同一内容で、アラビア語各紙に掲載され始めている。オベイド氏は、選挙棄権を呼びかけている。
アラブの声ML 齊藤力二朗
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