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反戦スローガンがブッシュの就任パレードを乱した
1月21日 ワシントン
彼女の名はドナ。金髪、30代。彼女は大統領のパレードの沿道でプラカードを振りかざす。「あなたがお祭をしている間に、1526人の軍人家族は泣いている」と書いてある。彼女はTシャツで自己紹介している。「反戦軍人の妻」と。彼女の夫は予備役将校としてイラクにいる。彼女はそれが何故なのかまったく分からない。「最初は、私は疑問に思った。しかし私たちの指揮官を信頼した。今日では、私たちは間違った理由で戦争を始めたことを知っている」と彼女は言う。彼女はこの大統領信任の日にシカゴから来た。「ブッシュは私たちの国の全部を代表しているのではないことを皆に知らせるために」
彼はフェルトとローデンの帽子を被っている。平和のシンボルの腕章を着けている。彼はペンシルヴァニアから来た。アメリカ大陸に移住した最初の宗教的グループに属するクエーカー教徒の仲間とともに来た。「私は生まれて以来デモをしたことはない。しかしこの政府に対して、普通の人々が怒っているんだということを示すために何かしなければならないと感じた」と彼は説明する。
数々のプラカードはボール紙の素人細工だ。スローガンはもっぱらイラクに関してである。「1,2,3,4、われわれはこんな愚劣な戦争は望まない!」「われわれの戦争を拒否する。われわれの大統領を拒否する!」「古いヨーロッパは正しい!」
パレードが動き始めた時、野次と口笛が聞こえた。ジョージとローラ・ブッシュのシルエットが公用車の窓を通して挨拶するのが見えた。隊列が通過する時、叫び声が激しく重なった。「殺人者!」「おまえは今日、何人の子供を殺した?」少し後ろにカウボーイハットの共和党員たちが現れた。何人かが手を伸ばして指で「4」の数字を表した。他の人々は「もうあと4年!」とキャンペーンを唱和した。
(以下略)
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3222,36-395099,0.html