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だいぶ下にいってしまったのでスレッドを改めさせていただきました。
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この田原なる記者のメンタリティはそのままインテリ層も非インテリ層も含め、日本人の中核的メンタリティといえるでしょう。安っぽいカビが生えたような帝国主義思想というか、要は「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物。文句があるならかかってこい。腕力なら負けねえからな。」でしかない、くだらんガキ大将の論理(「ドラえもんのジャイアン」の論理ということでジャイアニズムとでも呼びましょうか)の下で何百万人もの人命が失われようとしているのに、「ネオコンも苦労してきた」んだから大したもんなんだ。少しは認めてもいいんじゃないかてなもんです。こんな低級な文章を書く人間が一人前のジャーナリスト面をしているのですから、へそが茶を沸かしますね。苟もジャーナリストであれば罪のない人々の命が危険に晒されていることに対して、純粋に怒りと同情がわき上がってこなければそれこそウソです。
第一ネオコンが苦労してきたは、絶対にウソです。ネオコンの存在というのは断言してもいいですが、主体ではなく客体です。企業に勤めた人だったらある程度は感覚が分かると思いますが、経営者が自分の無理を通したい時は大抵、「長期経営戦略」とか「5カ年経営計画」なんてものをでっち上げて格好をつけるのです。(場合によっては社長が専務を切りたい、なんて時も「経営計画で専務の担当分野は将来性がないことがはっきりしたので投資をストップする」なんて使われ方もあります。)でも経営者は忙しいし、ちゃんとした文章が書けるような頭のない(その代わり権力欲と物欲を追求するエネルギーは人一倍である)人間が多いので、それを社外の経営コンサルタントにやらせるのです。社外の「権威」の作文の方が社内を説得し易いからです。
ネオコンは権力の主流(軍産複合体・石油・エネルギー資本を統括する金融資本だと見ればほぼ間違いないでしょう。ただ日本などと違って英米の場合はかなり限定された個人に権力が集中している可能性が強い)から委託されて、シナリオを書いただけでしょう。だいたいが思想・哲学などといえる代物でないのは上述の通りです。変な辻褄合わせと数字合わせに長けた小利口な秀才(鬼婆ライスなど全くこれだが、こういう我利我利亡者が権力の補佐をやっているのは今に始まったことではなく、マクナマラなどもこのタイプの典型であった。)ばかりで哲学などと呼べる内容のものが出てくるはずがない。むろん生活の保障以上の金銭的・世俗的な栄達が約束された上での作業であったことは言うまでもありません。相手は桁外れの億万長者なのですから。まあ活動資金ということでスイス銀行に100万ドル単位で振り込まれていたに違いないのです。
歩けばいいのに車に乗るから、原油を収奪する必要があるし、食べなければちょっとは痩せられるのに、馬鹿みたいに牛肉を食らうからますます醜く太ってアホになっていくアメリカ人。連中がさらに肥え太って、2億5千万総心臓病・糖尿病・狂牛病への道をまっしぐらに進むために中東を侵略して大量殺人を挙行することに、最低限の良心の痛みというか、馬鹿馬鹿しさを感じるだけの感性と知能があるかどうか、それだけのことです。
「彼らが強いのでなく、我々が弱いのだ」というのも一見正論ですが、はっきり言って組織されていない市民が何十兆という財力と国家権力を背景にした連中に適うはずがないのです。そこでゲバ棒か何かを持って立ち向かうというのも悲壮感にあふれていて結構ですが、所詮はドンキホーテです。私も含めて一般の市民にそんな勇気を要求されたって、土台無理な話なのです。口では反戦、反戦と随分景気のいいこと言ったって、その当人が米国債を売っているなんている笑い話だってあります。はっきり言ってイラクの民衆に同情は惜しみませんが、だからといって一つしかない命を投げ出す覚悟がないとはいうに及ばず、危ない目にあうのも勘弁して欲しいというのが実感です。それが普通の人間だと思います。それを責める資格など誰にもないと思います。できることはイラクの大衆のために本当に使われそうなチャリティに貧者の一灯を捧げるくらいのことですが、やはり何と言っても一番大切なことは、後生の人々のためにも少しでも真相を暴いて世の人々に知らせ、記録に残すこと。これに尽きると思います。だからこそ阿修羅は価値があるのだと思います。