ＮＨＫ特番問題：
朝日は具体的根拠示さず　ＮＨＫコメント

　ＮＨＫの特集番組問題で、当時の放送総局長の会見内容について朝日新聞が「取材には政治的圧力を明言した」などと反論していることに関し、同局は２０日、「具体的根拠を示しておらず、反論になっていない」とのコメントを発表した。

　一方、朝日新聞は同日、記事の訂正と謝罪を求めてＮＨＫから２度出された抗議文について、「記事は複数の関係者に対する取材の積み重ねをもとに報じた根拠があるもの。謝罪や訂正の要求は理由がない」などと、ＮＨＫに回答した。

　さらに、ＮＨＫが同日の「ニュース７」で「朝日新聞虚偽報道問題」との表題で報じたことについて、名誉棄損だとする別の抗議文を出した。抗議文では「こうした事態が続く場合は法的措置を検討する」としている。

　一方、安倍晋三自民党幹事長代理が謝罪と訂正記事を求めた通知書に対し、朝日は同日「記事は安倍氏に対する当日の取材に加え、その他関係者からの取材を総合したもの」などとする回答書を安倍氏に送った。

毎日新聞　2005年1月20日　21時37分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050121k0000m040099000c.html

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