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米英のイラク軍事占領反対! 戦乱のイラクから日本軍は撤退せよ! 憲法改悪阻止!
1・23労学統一行動に起ちあがろう!
傀儡政権にお墨付きを与えるための「国民議会選挙」の欺瞞を暴きだし、反米反占領をたたかうムスリム人民と連帯してたたかおう!
日時 1月23日 午後1時
場所 芝公園23号地
主催 全学連/反戦青年委員会
「自由の前進」の名による全中東支配をたくらむアメリカ「帝国」のブッシュ政権が、1月20日に第二期目の発足をむかえようとしている。イラクにおける反米レジスタンスの圧殺を狙って、イラク・ファルージャで数万人のムスリム民衆を血の海に沈めたブッシュ。私たちは、人類史に永遠に刻まれるべきこの蛮行をはたらいた現代のヒトラー≠ノたいして、腹の底からの弾劾をたたきつけるのでなければならない。
米軍によるこの残虐無比なファルージャ総せん滅戦は、占領打破・傀儡政権打倒をかかげたイラク人民のレジスタンスの火に油を注いだ。不屈に闘う彼らムスリム人民と連帯し、私たちはいまこそ「アメリカのイラク占領反対・戦乱のイラクより日本国軍は撤退せよ」の声をとどろかせよう。小泉政権による憲法・教育基本法改悪の策動を絶対に許すな!
わが全学連は職場深部でたたかう労働者とあいかたく連帯し、きたる1月23日〈イラク反戦・改憲阻止〉をかかげて労学統一行動をおこなう。すべての学友がこの労学闘争にたちあがるべきことを、わが全学連はよびかける!
「1月国民議会選挙」の茶番
ブッシュ政権は、アメリカ傀儡のアラウィ政権に「正当性」を付与するために、「全宗派・全民族の参加」を建前とした「イラク国民議会選挙」の実施を策している。占領軍はこの米軍と傀儡政権統制下の「選挙」の実現のために、スンナ派民衆にたいする掃討戦に手を染めている。あまつさえ、選挙ボイコットを呼びかけるスンナ派聖職者の謀殺をくりかえしてもいるのだ。この暴虐を断じて許してはならない!
「国民議会選挙」の「投票日」である1月30日を前に今イラクでは、この占領者による選挙≠ネど断じて認めないというイラク・スンナ派民衆のたたかいがいよいよ燃えあがっている。
12月21日にモスルで「主権移譲後最大規模」といわれる米軍キャンプへの自爆攻撃が敢行された(米兵ら22人死亡、「アンサール・スンナ軍」が実行声明)。これをはじめとして、スンナ派武装勢力はバグダッド(24日)、ティクリート(28日)、バラド(1月2日)と連続して、米占領軍・イラク治安部隊・イラク警察などを対象とした自爆攻撃・自動車爆弾攻撃をしかけている。1月4日にはついにバグダッド州知事が殺害された。1日には、米軍のファルージャ攻撃によって難民と化した民衆が、ファルージャ近郊で四万人規模の大デモンストレーションを敢行した―「占領軍は出て行け」「ファルージャは屈しない」と叫んで。こうしたもとで、スンナ派最大政党たるイラク・イスラム党が―「イスラム聖職者協会」のよびかけにこたえて―選挙ボイコットの方針をうちだした。
他方でSCIRI、ダアワ党、イラク国民会議といったシーア派諸派は、「統一イラク同盟」を結成し、選挙運動を展開している。イラク人民の6割を占めるシーア派の「数の力」で、とにもかくにも選挙に勝利し、シーア派政権を樹立するというシーア派最高権威・シスターニ師の展望にそれはもとづいている。だがスンナ派がボイコットを決め込むもとでは、「イラク国民による選挙」といっても形ばかりのものになるのは明白である。
こうした中であくまでも選挙を強行しようとするアラウィ政権にたいし、国連事務総長アナンが「国連は可能な限り多くの勢力を取り込んだ選挙にすべきだと助言してきたが、暫定政府と選挙管理委員会はそれを無視して事を進めている」と非難した。事実上国連からも1月中の実施は不可能≠ニの見切りをつけられたことのゆえに、暫定政府内に「動揺分子」が生み出されている。傀儡政権大統領ヤワルは、「選挙実施可能かどうかの見極めは国連がやるべき」と言い出した。シャラン国防相は、選挙延期とひきかえに「イラク・イスラム党」に選挙ボイコットを撤回するように交渉すると発言している。アラウィだけが、期日通りの実施を金切り声で叫びたてている始末なのだ。ブッシュ政権が占領支配の衝立としておしたてている傀儡政権それじたいが、いまや空中分解寸前である。
私たちは、傀儡政権のもとでの「国民議会選挙」なるものの欺瞞を徹底的に暴き出さなければならない。「イラク人の代表を選ぶ」ための「民主的」選挙だと!? 傀儡政権に反逆するものをあらかじめ徹底的に殺戮したうえで「イラク人の代表を選ぶ」とほざくほど盗人猛々しいことがあろうか。しかもその他方で、傀儡政権の選挙管理委員会は、元イラク人であったイスラエル人やイラク系移民に投票権を与えると発表した。イラク国内では「反アラウィ」の声が圧倒的であることのゆえに、外国人の票の助けを借りるというのだ。さらに票の集計にはコンピューターが導入されることからして、―米大統領選においてブッシュがそうしたように―得票数の改ざんなど自由自在である。イラクを、そして中東全域を「中東民主化」の名において植民地的に支配し、石油資源を永続的に略取する―このような帝国主義的野望をたぎらせているブッシュは、まさにありとあらゆる手段をつくして、アラウィ一派に「選挙」によるお墨付きを与えようと企んでいるのだ。
すべてのみなさん! このような「選挙」の欺瞞を断固として暴きだし・ブッシュ帝国の暴虐に抗してたたかっているイラク・中洋のムスリム人民と連帯して、ここ日本の地におけるイラク反戦闘争の大爆発をかちとろうではないか!
日本の軍事大国化に突進する小泉政権
昨年末にインド洋沿岸諸国を襲い15万人以上を死に至らしめた巨大津波。この津波による被災国の支援と称するビジネス≠ノ各国がわれ先にと群がる中で、ブッシュ政権は米・オランダ・オーストラリア・インド・日本の「中核グループ」が中心となって支援すると叫んだ。ところがこれを仏・独などEU諸国権力者が「アメリカの独走」と非難したことによって、「グループ」ははやくも「解散」に追い込まれた(6日)。この事態は、世界最強の軍事力を背景としたブッシュ帝国が、イラク戦争・占領をつうじて完全に孤立無援と化していることを示した。
この孤立したブッシュ政権にたいして忠犬≠謔しくあくまでも付き従っているのが、日米安保の首輪をつけた日本の小泉政権である。すでにイラクへの自衛隊派遣の延長を小泉はなしとげた。いまやアメリカ以外でイラクに自国軍を1000人以上駐留させている国は英・伊・韓・日の四カ国のみである。ヤンキー権力者の要請にこたえて「戦争のできる国」として飛躍するために、どこまでもアメリカのイラク軍事占領に加担しつづけているのが忠犬¥ャ泉政権なのだ。
それだけではない。小泉政権は、インド洋津波の被災国支援と称して1400人を超える自衛隊陸・海・空三軍をインド洋に送り込んだ。彼らは、昨年12月に閣議決定した「新防衛計画大綱」にのっとって、この三軍の「統合運用」を史上初めて行おうとしている。タイ・ウタパオ基地に設置した「現地連絡調整本部」が、同じ基地内に設置された米軍の前線司令部と緊密に連携しながら、三軍を統括するという計画を策定しているのだ。今回の大災害を渡りに船とばかりに、この事態をいわば「有事」にみたてて、自衛隊=日本国軍の―米軍とリンクしての―海外展開をより実戦的なかたちでおこなおうとしているのが小泉政権である。現在ブッシュ政権は米軍「トランスフォーメーション」計画にのっとって、米軍の全世界規模の再編をすすめている。これに呼応して、小泉政権が「被災国支援」の美名のもとに、小泉政権が日本の軍事大国化の策動を一挙におしあげようとしていることを許すわけにはいかない。
さらに警戒せよ! 政府は、改憲のための「国民投票法案」と「国会法改正案」を次期通常国会で成立させることをもくろんでいる。れっきとした憲法違反であるイラク派兵や、津波被災国支援に名を借りた海外派兵をまさに既成事実≠ニして、憲法9条の否定へと突進しているのが小泉政権なのだ。
〈イラク反戦・改憲阻止〉の高揚をかちとろう!
この決定的な局面にあって、日本の反対運動は沈滞を強いられている。日本共産党の不破=志位指導部は今日何をやっているのか。彼らはイラク反戦闘争を何もとりくんでいない。昨年11月30日、下部党員から噴出した「ファルージャ攻撃に抗議しなくていいのか」という声のガス抜きのためにのみ、「ファルージャ攻撃即自中止」をもとめる「緊急集会」なるものをもっただけである。占領下で苦闘するイラク民衆を見殺しにするというのか!
このように彼らがイラク反戦闘争の組織化を完全に放棄しているのは、彼らがアラウィ政権を「傀儡」と規定せず、現在のイラクを「主権回復過程」にあるなどと考えているからだ。「国民議会選挙」の実現を名分として幾万のイラク民衆をげんに今虫ケラのごとく殺戮しているブッシュ政権にたいする怒りも、危機感もまったくないではないか。彼らは、「イラク国民の自主独立の国づくりの応援」という代案をかかげている。戦争のまっただ中で「自主独立の国づくり」をうたうとは、なんとイラク人民からうきあがっていることか! しかも共産党中央は今日では、アメリカ占領軍の「即時撤退」すら要求せず、「撤退に向けた措置」「和解と協力の政治解決」を要請しているにすぎない。現代のヒトラー・ブッシュに対して、「和解」のお願いとは!
彼ら共産党中央が「ファルージャ攻撃」に反対する内実は、アメリカの「無法なファルージャ攻撃」によって「イラク全土の情勢が悪化」し「まともな選挙をやる条件が事実上壊されてしまっている」、というものでしかない(1月6日、CS朝日ニュースター「各党はいま」での志位委員長の発言)。武装闘争形態をもとったイラク民衆の反米闘争によって、国民議会選挙がなりたたなくなることを、彼らは恐れているのだ。占領軍と傀儡政権の管理統制のもとでの「選挙」を、「イラク国民がきちんとみずからの代表を選」ぶ「まともな選挙」と描き出し美化するとはどういうことなのか! このお仕着せの「選挙」への参加を峻拒して反米闘争をたたかうムスリム民衆を「民主化」を阻害するものとみなし、敵対しているのが彼らなのだ!
私たちはこのような共産党中央の闘争放棄を弾劾し、反米・反占領をたたかうムスリム人民と連帯して、〈米英のイラク軍事占領反対! 戦乱のイラクより日本軍は撤退せよ!〉の闘いをおしすすめようではないか。小泉政権は2月にも、グアムで都市型戦闘訓練を積んだ自衛隊中部方面隊をイラクにおくりこもうとしている。これを阻止するためにたたかおう。アメリカひも付きのアッバスが自治政府議長に当選したことを踏み台にして、ミニ=ヒトラー・シャロン政権がパレスチナ人民へのジェノサイドに狂奔することを許すな! たたかうイラク・パレスチナ人民にたいして、〈イスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづく闘争を組織せよ!〉と呼びかけつつたたかうのでなければならない。
私たちは同時に、憲法改悪阻止のたたかいを爆発させるのでなければならない。公明党を抱き込み、民主党を改憲論議の土俵にからめとったことにふまえて、政府・自民党がいよいよ全体重をかけて改憲の大ナタをふりおろそうとしている。いまが正念場なのだ! 共産党の票集めのための草の根≠フ「護憲」運動をのりこえて、9条の否定を焦点とする憲法改悪を絶対に許さないたたかいをおしすすめよう。イラク反戦と切りはなした「護憲」運動によっては、政府権力者の改憲攻撃を打ち砕くことはできない。私たちは、イラク反戦闘争と結合して〈憲法改悪阻止!〉の巨大なうねりをまきおこしていくのでなければならない。さらにわれわれは、政府・与党が次期通常国会においてなしとげることをもくろんでいる教育基本法の改悪を粉砕するためにたたかおうではないか。
これらのたたかいを集約し、小泉ネオ・ファシスト政権の打倒をめざして奮闘しよう!
本2005年を〈イラク反戦・反安保・改憲阻止〉の大爆発の年たらしめよう! 1・23労学統一行動に、すべての学友はたちあがろう! 【2005年1月11日】