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(回答先: Re: 確かに欧州では米国への非難の方が強調される可能性大。だが米国はどうか? 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2005 年 1 月 18 日 08:30:56)
そこのところはちょっと読みにくいのですね。確かに米国のカトリックの中でもオプス・デイを中心にした「保守派」はゲイ結婚反対や中絶、クローン技術への反対などで福音派などの保守派プロテスタントとある意味で軌を一にするところがあるのですが、それでもネオコン主導の「文明の対決」に乗るかどうか。米国で多数派であるリベラル・カトリックは明らかに反ブッシュです。米国ではカトリックは流動的で、何の拍子にどっちへ流れるか、予測は難しいと思います。
中南米は一部の富裕階層を除いて大多数が反米意識に固まっていますから、これは変わらないでしょう。
ただいずれにしても、イラクでの「戦時高揚」にはあまりつながらないのではないか、と私は考えています。
もっと大きな流れの「対イスラムテロ戦争」の中では、欧州でも米国でも「反イスラム」意識が増長されるかもしれません。その可能性は高いと思います。犠牲者は欧州内の一般のイスラム教徒ですが。欧州は「イスラム・アラブ穏健派」を取り込んで「イスラム過激派」を孤立させるようにもって行くでしょうし、それを通してイスラム世界の分裂を画策するでしょう。今回の誘拐事件がその「味付け」に供される可能性はあると思います。
それと、これは本当にいやな話なのですが、欧米人にとって、カトリックといってもこの司教はシリア人ですから、口先はともかく本音ではどれほど重要視されるか疑問です。一皮むけばやはり人種主義は厳しいですから。