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サマワ:
オランダ軍、3月の全面撤退確認
オランダ政府は17日の閣議で、イラク南部サマワに駐留する軍部隊約1400人について、当初の予定通り3月15日に全面撤退させることを確認した。同日に1350人が撤退、残りは4〜6週間かけて撤収作業を行う。
同軍撤退をめぐっては、陸上自衛隊が活動するサマワの治安の空白ができるとして米英や日本などが駐留延長を要請。オランダ国内でも与党を中心に延長論が高まっていたが、3月撤退は「予期せぬ事態」が起こらない限り確実となった。
オランダ紙ボルクスクラントは17日、消息筋の話として、政府が部隊の撤退を約3カ月かけて漸次進めることで、6月中旬まで駐留を続けることを検討していると伝えた。ボット外相が提案したもので、この問題は17日の閣議で話し合われたが、カンプ国防相をはじめ予定通り3月の全面撤退を主張する意見が大勢を占めた。
政府は仮に漸次撤退を提案しても、最大野党労働党や与党の民主66が駐留延長に強く反対しており、人命がかかわる部隊派遣や延長問題などでは議会全体の合意を原則とすることから、議会の同意が得られないと判断したとみられる。
オランダ軍撤退後に英部隊約600人が治安維持に当たるとの情報がある。英軍報道官も共同通信に「イラク南東部に展開する多国籍軍の部隊が(オランダ軍の)肩代わりをするのははっきりしているようだ」と述べており、サマワの治安空白の穴埋めは英軍中心となりそうだ。(ブリュッセル共同)
毎日新聞 2005年1月17日 23時27分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050118k0000m030150000c.html