現在地 HOME > 掲示板 > 戦争66 > 162.html ★阿修羅♪ |
|
□CIA、回想録を書いた元職員に対する検閲強化 [軍事・諜報ニュース]
http://www.emaga.com/bn/?2005010042178554003880.intelljp
件名:軍事・諜報ニュース−CIA情報(2005/01/16)
○CIA、回想録を書いた元職員に対する検閲強化
アメリカ特務機関指導部とホワイトハウス官僚は、中央情報庁の元及び現職員の
著作狂と話好きに極めて懸念している。その著者が秘密情報を保有している
刊行物及び著書に対する新しい検閲規則を導入することが緊急に計画されている。
Associated Press通信社の指摘によれば、米政府は、2004年7月にCIAを指揮して
いたジョージ・テネットが退任した後、当問題に特に関心を有していた。
テネット退任の文字通り1週間後、「帝国の傲慢:なぜ西側が対テロ戦争に敗北
しているのか」(Imperial Hubris: How the West is Losing the War on
Terrorism)という題名の本が世に出た。
本の著者の名前は、掲げられておらず、その代わり、本のカバーには、
「匿名」(Anonymous)と記載されていた。309ページは、近東における
アメリカ人の諜報活動に関する秘密情報、並びに米国の権威を害した諜報機関の
ミスに関する情報を含んでいた。
この出版は、ワシントンで大スキャンダルを引き起こした。同書は、ジョージ・
ブッシュの選挙キャンペーンに否定的に影響し得た。本の著者が、「テロリスト
No.1」、ウサマ・ビン・ラディンの捜索を担当していたCIAの部署の元指導者、
マイク・シェウアーであることが分かったとき、職務上の地位のおかげで
アクセスを有する情報の公開に対する元及び現CIA職員の権利を厳格に規定する
新しい指針の導入に関する決定が採択された。
2004年11月12日、マイク・シュアーは、退職した。この際、彼は、CIAからの退職
がテロとの戦争問題についてより公然と表明することを可能にしたと表明した。
シェウアーの退職と共に、CIAでは、新時代が始った。今後、庁の現職員全員は、
承認のため出版審査会議(Publications Review Board)に自分の原稿を提出する
義務を有する。この検閲部会は、CIA職員の以前の全ての出版物を検査し、
勧告を与えるはずである。いくつかの記事と本が、長期間公開アクセスから
取り払われることは完全にあり得る。
AP電によれば、2004年の数ヶ月間だけで、CIAの検閲官は、同僚の「ペン」により
出版された約30,000ページの文章を検査した。
秘密機関職員の話好き問題は、米国にとって比較的新しいことを指摘すべきで
ある。90年代、「CIA出身の作家」は、広範囲な公衆に自分についてほとんど
知らせていなかった。多分、この種の最初の有名な出版は、2002年に出版された
ロバート・バウアーの「いかなる悪も見ない」(See No Evil)だった。1997年に
CIAから去った著者は、ムスリム過激派及びテロリズム対策におけるCIAのミスを
分析した。恐らく、この列の最後の本となるのは、「カバーを脱ぎ捨てて:
CIAのスパイとしての私の生活」(Blowing My Cover : My Life as a CIA Spy)
だろう。リンドセイ・モランは、2003年の庁退職後間もなくこれを書き、
テネット退任後既に出版されている。
新CIA長官ポーター・ゴスは、作家ではなく、諜報員と働くことを好むと既に再三
表明している。そして、あらゆる点から見て、2005年、CIA職員の告白が、出版
形態で現れることはないだろう。
※参考
・Imperial Hubris: How the West is Losing the War on Terrorism
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1574888498/qid=1105832349/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-0761920-0750769
・See No Evil
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/140004684X/qid=1105832490/sr=1-5/ref=sr_1_10_5/249-0761920-0750769
・Blowing My Cover : My Life as a CIA Spy
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0399152393/qid%3D1105832596/249-0761920-0750769
(...)