現在地 HOME > 戦争66 > 1257.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 戦争66 > 1257.html
★阿修羅♪
|
|
RAFAH, GAZA STRIP - FEBRUARY 8: Palestinian children call for the release of relatives and prisoners held in Israeli jails, in Rafah refugee camp on February 8, 2005 in Rafah, Gaza Strip.
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=52155306&cdi=0
-----------------------------------------------------------------------------http://blog.goo.ne.jp/asaikuniomi_palestine/e/92c09b6f0a982c5fb53597d8be4f8ef5
「中東和平進展」を想う
中東訪問中のライス米国務長官は7日、パレスチナ自治区の事実上の首都であるラマッラを訪れ、大統領府でアッバース大統領と会談、その後記者会見に臨みました。
会談の全容は明らかにされていませんが、今日エジプトで行なわれる｢4者首脳会談（イスラエル･パレスチナ･エジプト･ヨルダン)」をにらんでの話し合いが行なわれたのは間違いありません。
記者会見でライス長官が明らかにしたのは、近くアッバース大統領とシャロン首相が訪米する見通しであること、3月のロンドン中東和平国際会議の前後に米露、EU(欧州連合)、国連の首脳級会議を行なう予定であることなどで、おおよそ事前に予測の付いたものでした。
ただ、和平への具体的な手法の中で、ブッシュ大統領は米政府から「治安調整特使」を送るとしたことに関しては、目新しくもありますが、「衣の下から鎧」が見え隠れする“和平案”に思えます。特使には、ウィリアム・ウォード米陸軍中将が任命されたと発表されました。
特使の任務は、停戦監視やパレスチナ治安部隊の訓練が主なものとされていますが、現役の将軍がその任に着くのは、あまりに生々しすぎますね。要するに、調整役と称して急進派の懐の中にまで手を突っ込み全容を把握してしまおうという目論見です。
寄せられた現地情報によると、ハマースのメンバーからは直ちに反発する声が上がったそうです。西岸地区のハマースのスポークスマンのハッサン・ユースィフ師は、「パレスチナ問題は治安の問題ではない。人権や主権の問題です。（特使の任命は）問題のすり替えです。我々への圧力を解かぬまま、また真の意味での拘束者の釈放が行なわれない中で、アッバースは話し合いのテーブルに着くべきではありません」と述べました。
日本のメディアは、こぞってライス長官を「公平な仲介者」と持ち上げて「中東和平が動き出した」と誉めそやしていますが、確かに一時の最悪の事態からは脱したものの話が急展開に進みすぎており、危うさを感じます。シャロン･アッバース両首脳にもう少し時間を与えて、国内の意見調整に務めさせ、市民の中から和平の機運が自然発生してくるような環境作りをすべきです。
これまで幾たびも和平交渉が行なわれましたが、「国民的盛り上がり」もないまま拙速に行なったために全て崩壊してしまいました。そのことへの反省がないまま強引に前進すれば、羅針盤もないまま出港した昔の船みたいなもので、漕ぎ手と船頭がバラバラに手を頭を動かしている内に進路を見失い、やがてまた暗礁に乗り上げることでしょう。
-------------------------------------------------------------------------------
GZA: Palestinians Protest At Prisoners Held In Israeli Jails
http://editorial.gettyimages.com/source/search/FrameSet.aspx?s=EventImagesSearchState|1|0|30|0|0|1|0|0|0|52154830|0|0|0|0|0||0|0|0|0&p=1
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。