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ティモシェンコ首相承認
ウクライナに初の女性首相が誕生
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20050205/mng_____kok_____000.shtml
【モスクワ=滝沢学】ウクライナ最高会議(国会=定数四五〇)は四日、ユーシェンコ大統領が先月下旬に首相代行に任命した急進改革派の女性指導者、ティモシェンコ元副首相(44)の首相就任を正式に承認した。賛成票は半数を超す三百七十三票で、同国初の女性首相が誕生した。さっそく前政権の汚職摘発に乗り出す。
ティモシェンコ氏は昨年の混迷の大統領選の際、当時の野党陣営の抗議行動「オレンジ革命」の先頭に立ち、「ウクライナのジャンヌ・ダルク」とも呼ばれた政治家。大統領とともにクチマ前政権交代を実現した“革命”の立役者の首相就任で、民主化や欧州統合の推進を掲げる新政権は名実ともに始動する。
大統領から「数百万人の人が信頼したのと同様、私も彼女を信頼する」と紹介された同氏は、前政権ではびこった汚職に関し「徹底的に戦う」と述べ、政府の透明性を高める決意を表明。また新政府の長期プログラムを説明し、隣国ロシアとの関係を「一番で最優先のパートナー」と重要性に言及しつつ、「欧州統合の新たな国家戦略を定めなければならない」と述べた。
ウクライナの欧米志向を嫌うロシアは昨年九月、ティモシェンコ氏が民間ガス会社トップを務めた一九九〇年代にロシア軍高官に多額のわいろを渡した容疑で国際手配し、今も手配を取り下げていない。同氏の首相就任は対ロ関係の新たな火種となる可能性もある。