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米、頑丈で長持ちする新型核弾頭を開発へ
【ニューヨーク=大塚隆一】7日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、米国は頑丈で信頼性が高く、寿命の長い核弾頭の研究開発に乗り出した。
現在保有する核兵器の劣化や維持コストの増大を懸念しているためで、5―10年で設計を終え、試作品の製造に入ることを目指しているという。
これに対し、一部の専門家からは、新型核弾頭の開発には地下核実験の再開が必要となり、新たな核軍拡競争を招きかねないとの批判が出ている。
同紙によると、設計の見直しにはロスアラモス、ローレンス・リバモア、サンディアの3つの国立研究所の計100人近いスタッフが参加している。
米国はこれまで最新の技術を注ぎ込み、軽くて威力のある核弾頭を開発してきた。いわばレーシングカー作りのように性能の向上を優先する考え方だったが、今回は設計思想を根本的に見直し、大衆車のように生産や管理がしやすく、長持ちする核弾頭の開発に重点を置くという。
(2005/2/7/18:20 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050207it12.htm