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イラン、米政府の「テロ支援」を批判 一般教書に反論
2005.02.07
Web posted at: 12:55 JST
- CNN
http://cnn.co.jp/usa/CNN200502070006.html
テヘラン(CNN) イラン外務省のアセフィ報道官は6日、ブッシュ米大統領が一般教書演説でイランを「世界最大のテロ支援国」と名指ししたことについて、イスラエルの「シオン主義テロリスト」を支援し、軍の刑務所では囚人を拷問しているような米国に、イランを批判する資格などないと強く反発した。
アセフィ外務報道官は会見し、「米国自身がシオン主義のテロ組織を支援している。テロと対抗するなら、米国はまず自国内で対策に取りかかるべきだ」と批判。さらに「アブグレイブ刑務所やグアンタナモ基地での囚人虐待の汚名は、早々に消えてなくなりはしない。米国にとっての恥だ」と指摘し、「テロを支援する者がテロとの戦いを云々する資格などない」と強く攻撃した。
ブッシュ米大統領は2日の一般教書演説で、「イランは現在、世界最大のテロ支援国だ。また自国民が求める自由を奪っておきながら、核兵器の開発を追及している」などとイランを名指しして批判していた。
欧米・中東を歴訪中のライス米国務長官も4日、イラン攻撃は「現時点では予定にない」とした上で、「イランは民生用という建前の影で、核兵器開発につながる計画を続行すべきでない」とクギを刺していた。
これについてアセフィ報道官は「こうした脅しはイランに何の効果もない。われわれは覇権国のごり押しを否定し、独立主権の道を進む」と反論した上で、ウラン濃縮計画などを含む核開発計画について、英仏独など欧州各国との協議が7日にも再開すると述べ、交渉に応じる構えを見せた。
アセフィ報道官はさらに、イラク国民が人権を侵害されているというブッシュ政権の批判は的はずれだと反論し、1979年革命の記念日には国民が各地で祝典に参加するはずだと指摘。米政府はイラン革命の成功と、米大使館の占拠・人質事件をいまだに根に持っているのだと述べた。