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戦争請負会社
P.W.シンガー (著), 山崎 淳
価格: ¥2,625 (税込)
エディション: 単行本
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書籍データ
単行本: 485 p ; サイズ(cm): 20
出版社: 日本放送出版協会 ; ISBN: 4140810106 ; (2004/12)
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レビュー
日経BP企画
戦争請負会社
米軍が侵攻した後のイラク国内で、軍事作戦に関わっていた複数の“米国一般人”が殺害された。彼らは軍人か、傭兵か、民間人か――。本書は、米国で国家安全保障問題を研究している著者が、世界で初めて「民営軍事請負企業」の実態とそのビジネスの全貌を明らかにするもの。米国をはじめ多くの国々は軍事予算を削減し、軍縮を進めている。しかしボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、イラクなどの地域での戦争や紛争は増えているのが現状だ。
そのギャップを埋める私企業が既に多数存在し、食料・燃料輸送などの後方支援、兵士の訓練、実際の戦闘に従事しているという。その市場規模は拡大の一途をたどり、1000億ドルとも言われている。
本書ではまず軍事の民営化に至る歴史的経緯に触れ、もはや戦争や紛争の現場が公の部隊だけで独占し得る状況ではないことを示す。次いで、世界に広がる民営軍事請負企業をサービスの内容から「軍事役務提供企業」「軍事コンサルタント企業」「軍事支援企業」に分類し、それぞれの代表的な会社を例に取って解説する。軍事外注化を適切に管理するには必要条件があるが、ここ10年の米国政府による民営化策は無計画であり、当該企業の法的地位すら不明確だと警鐘を鳴らす。
(日経ビジネス 2005/01/17 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シンガー,P.W.
1997年プリンストン大学卒業。2001年ハーバード大学で政治学の博士号を取得。現在は米ブルッキングズ研究所国家安全保障問題研究員、同研究所対イスラム世界外交政策研究計画責任者を務める。また、「ボストン・グローブ」、「ニューヨーク・タイムズ」など新聞各紙に寄稿するほか、ABC、BBC、CBSなどのテレビ番組にコメンテーターとして出演している
山崎 淳
1937年札幌に生まれる。英米のノンフィクション、幻想文学などの翻訳を手がける。また峯崎淳のペンネームで、歴史小説『大欲―小説河村瑞賢』(講談社)も上梓している
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評価5 非経済学者が「情報の経済学」を学習する動機付けの書, 2005/01/05
レビュアー: 火付け盗賊改め (プロフィールを見る) 東京都 Japan
本書によって明らかにされている軍事の民営化の事実は衝撃的であり、それを分析する視角も極めて丁寧なものであるが、非経済学者があらためて経済学を学習する動機付けの書としても評価できる。国際政治は、これまでにも軍事分析を中心としてゲーム論を積極的に利用してきており、またビリヤード・モデルと均衡した市場の親近性に見られるように経済学との交流はこれまでにもあった。しかし、本書を読むことにより、その交流は近年より深まり、情報の非対称性を仮定したモラル・ハザードや逆選択の論理が国際政治の議論においても比喩やモデルとして縦横に利用されていることがわかる。
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評価5 冷戦後の世界を考える際の必読書。, 2004/12/24
レビュアー: カスタマー
本書(原題『Corporate Warriors』)は、アメリカ政治学会で優秀な政策研究に対して与えられるグラディス・カメラー賞を受賞した快著である。冷戦後静かに進行しつつある「戦争の民営化」を、理論的洞察を織り込みながら丹念に記述していく。
本書の長所は二点ある。まず一点目は事例の収集と記述。これだけで労作といえる。
二点目は、理論的・歴史的洞察である。前近代軍事史にも目配りした幅広いパースペクティヴ、なぜ「戦争企業」が隆盛してきたかの原因考察、そして公共経済学や産業組織論における市場・政府・(不完全)競争の枠組み。これらが相まって本書の価値を高めている。
なお、本書は(おそらく紙幅と時間の制約上)原注のほとんどと参考文献が割愛されている。本書をより深く吟味されたい方は原著を参照されたい。
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