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イラク戦争への自衛隊派兵を「復興支援」といったり、「人道支援」という人たちですから、いまさら驚かないわけですが。北朝鮮という特定の国家に圧力をかけるために「人権」を持ち出すというのは、「人権」も泣きますね。脱北した人のことなんて何も考えてないみたいですしね。
東ドイツを崩壊させるために、西側がNGOを使って東ドイツからの亡命支援運動をやったというのを聞いたことがあります。一斉に千人ぐらいを亡命させて、ベルリンの壁を無力化させてしまったわけです。東ドイツの場合は崩壊して西ドイツに吸収されましたが、北朝鮮の場合は、ソ連の上からの支配によって「社会主義」化した東ドイツとは違って、日本帝国主義の植民地支配から解放されたあとの自発的な建国運動、アメリカ帝国主義との朝鮮戦争によって成立しているという点です。どちらもスターリン主義だとは思いますが、主体的強さが全然違います。
一方で北朝鮮の民衆を苦しめる経済制裁を要求しながら、同時に逃げてくるひとの「人権」を語るのは、北朝鮮崩壊推進運動そのものです。これは戦争挑発そのものだと思います。拉致問題だってまともに解決するどころかますますこじれ、彼らはそのこじれを口実にますます対立をあおろうとしています。
「人権」をかたって戦争挑発をやり、多くの人を犠牲にして日本を軍事国家にしようというのは自民党らしい、とても愚劣な感性だと思います。どうせ安倍あたりが先頭に立ってるんでしょうね。NHKに圧力をかけたりしている右翼政治家が、北朝鮮への最強硬派であると言う深刻な意味を、多くの人に気づいてもらいたいですね。
@脱出住民を積極保護 自民、北朝鮮人権法骨子(共同通信)
自民党の「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」は3日の党本部での会合で、北朝鮮から脱出した住民を日本が保護、支援することを柱とした「北朝鮮人権法」案の骨子をまとめた。
北朝鮮の人権改善のために活動する非政府組織(NGO)への財政支援や連携強化で日本が「積極的な役割を果たす」ことも明記。拉致問題に関しても「(日本)国民への重大な人権侵害が行われている」として、政府が拉致被害者について調査し、問題解決に努力することを盛り込んだ。
脱出住民支援などを通じて北朝鮮への圧力を強め、拉致問題の進展を促すのが狙い。今後の北朝鮮側の対応次第では、今国会に議員立法で提出し成立を目指す。
(共同通信)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=IBR&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005020301002964
@脱北者、条件つき受け入れ 自民が北朝鮮人権法の素案(アサヒコム)
自民党は3日、脱北者の保護や北朝鮮の人権状況の改善に取り組むNGO(非政府組織)への支援などを盛り込んだ北朝鮮人権法案の骨子素案をまとめた。拉致問題を「我が国国民に対する重大な人権侵害」と位置づけ、政府に解決への努力を求めるとともに、国会報告を義務づける。自民党は月内に法案をまとめ、北朝鮮の今後の対応を見極めたうえで、最終的に国会に提出するかどうか検討する。
素案は党拉致問題対策本部(本部長・安倍晋三幹事長代理)の経済制裁シミュレーションチームがまとめた。脱北者を「北朝鮮送還時に迫害を受けることが明白」として、(1)日本の在外公館に保護を求めてきた場合、日本または第三国に出国させるよう努める(2)日本への定住を希望する者は、一定の要件を満たす場合に受け入れ、定住を支援する――とした。
外務省や法務省には、在外公館で脱北者を受け入れた場合、その国の政府との関係に配慮する必要があることや、国内で受け入れる際の身元確認の難しさなどから、支援に慎重な意見が強い。こうした意見を踏まえ、素案では保護・支援は努力義務にとどめ、国内受け入れには一定の条件を課すことにした。
さらに「北朝鮮の人権状況の改善に向けた国際社会の取り組みに積極的な役割を果たす」として、関係国や国際機関、NGOとの密接な連携も打ち出した。
http://www.asahi.com/politics/update/0203/010.html
(02/03 21:53)