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(回答先: Re: 「結論先にありき」ではなく、お互い真摯に歴史を検証しましょうね? 投稿者 JFK 日時 2005 年 2 月 02 日 05:56:07)
あった派、なかった派で議論は出尽くしているように思う。
現状では、双方が互いの立場に立った主張をしているだけ、と反対側からの主張合戦が繰り返されている。
確かに、紳士に歴史を検証すべきだろう。
ただ、どうすれば、真実の歴史が明らかになるかだ。
この場合、客観的な第三者という立場は存在しないだろう。
なぜなら、第三者機関がどちらかの結論を出したら、必ず反対派から反論が出るはずだからだ。客観的な検証ではないとか、あの検証者は何々派だったとか、難癖を付ける奴が必ず出てくる。
今回の遺骨問題もそうである。
外務省、日本政府は、北朝鮮につけ込まれる余地を残した検証プロセスをとってしまった(北朝鮮側も納得するような検証プロセスをとらなかった)。
まったく無能というほかない。
小生が、これなら納得するという検証プロセスは以下のようなものである。
1)検証には、歴史学者、軍事研究家、中国専門家など、学的権威のある人物を選定する。
2)検証任の選定にあたっては、あった派となかった派双方がこの人が出した結論なら納得するという人材を選定し、合同調査団を編成する。この際、中国側の人選も受け入れるべきだろう。
3)何年かけてもいいから、まず一事資料(記録、証言、現地調査)となる資料を収集し、データベースを作成する。
4)双方、あるいは三方で、一事資料を徹底的に検証し、あったか、無かったか、結論を出す。
5)結論が出るまで、検証作業を続ける。
6)これらのプロセスは、すべてネット、資料館などで公開し、外部の意見も収集する。
このくらいのことをやらない限り、双方あるいは中国側も含めた三方が納得する結論は出ないだろう。
この検証法は、従軍慰安婦問題でも、ナチのホロコースト問題でも、有効なはずだ。
というか、行為したプロセスを経ない限り、永遠にあった、なかったのやり取りが続く。
もちろん、こうした問題提起を飯の種や生き甲斐にしている人もいるようだから、そうした人々にとってはとんでもないことになるかもしれないが。