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(回答先: 投稿テスト 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 11 月 03 日 17:53:27)
損害賠償の1億300万円を並べ、国交省に返還手続きをする元活動家ら(右)=11日午前11時25分、東京都千代田区の九段第2合同庁舎で
闘争でめちゃくちゃに壊された成田空港の管制塔=78年3月26日、千葉県成田市で
朝日新聞から
http://www.asahi.com/national/update/1111/TKY200511110226.htmlより引用
ネット募金で1億円完済 78年成田管制塔占拠の賠償金
2005年11月11日16時52分
78年3月の成田空港管制塔占拠事件にかかわった元活動家16人が11日、国から督促された損害賠償金1億300万円を現金で一括返済した。カンパの呼びかけに、インターネットで支援サイトが生まれ、約2000人が募金し、約4カ月で賠償金が集まった。賠償問題に終止符が打たれた。
元活動家らはこの日午前、現金を詰めたバッグ三つを手に国土交通省を訪ねた。
国と新東京国際空港公団(現成田国際空港会社)が損害賠償を求めた民事訴訟では、95年7月の最高裁で約4400万円の賠償が確定。16人は支払わず、今春になって利子を含む約1億300万円の支払い督促の手続きがとられ、給与の差し押さえ命令が本人や雇用主に通知された。
退職したり、勤務先から退社を促されたりする人が相次いだため、7月にカンパを求めた。勝手連的な支援サイトが開設され、個人のブログで応援する人も続出。10月末には1億400万円を突破した。
カンパの半分強は16人を含めてかかわった組織が出したが、そのほかに事件後に育った若者たちもいた。振込用紙の通信欄やネットの書き込みには、「事件当時は小学生だった」「実力闘争を知らない30代半ばの主婦です」など若い世代からの声もあった。
1000円をカンパした東京都内の会社員男性(30)は「活動家と聞いてもピンとこない。他人の物を壊して弁償しないのもおかしいと思うが、映画のような事件や、長く服役しても悔いはないという生き様には共感も覚えた」と話す。
元活動家の同僚の男性(35)は「暴力はどうかと思うが、いま明るくまじめに働いている先輩には同情もある」として3万円をカンパした。
16人の一人で、東京都内の会社員、中川憲一さん(58)は国交省の前で「これで我々16人は解放されました。みなさんのお陰です」と話した。
◇
〈キーワード・管制塔占拠事件〉 成田空港開港目前の78年3月26日、「三里塚・芝山連合空港反対同盟」の開港阻止闘争に連動し、第4インターなどの活動家が、1万4000人の警備のすきをついてマンホールから管制塔に侵入、鉄パイプや火炎瓶などで機器を破壊した。開港は1カ月以上延期された。逮捕者は160人余り。中心メンバーの17人は航空危険罪や凶器準備集合罪などに問われ、懲役4〜10年の有罪判決が確定。うち1人は保釈中に自殺した。