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「週刊新潮」2005.09.22号
「高笑い」公明党が狙う「法相と経産相」ポスト
思わず山崎拓氏が白状したように、自・公は今や『異体同心』である。その強力な学会票の見返りに大臣ポストを獲得してきた公明党・創価学会が、次に狙っているのが、経産相と法相だという。
結果だけ見れば自民党の独リ勝ちだった総選挙。だが、その実、239名もの自民党候補が公明党の推薦を受けていた事を忘れてはいけない。
「公明党は、今回の選挙で3議席減らしたものの、発言力は全く衰えていません。神崎武法代表が”自民党に対する選挙協カの貢献は大きい”と胸を張ったように、自民党候補の学会票漬けは変わっていませんよ」(政治評論家)
その公明党、これまでにも選挙協力で小泉政権のピンチを救ってきたが、その”論功行賞”で、坂口力・前厚生労働大臣や北側一雄・国土交通大臣と主要閣僚を誕生させてきたのはご存じの通り。
もっとも、せっかく手に入れた大臣ポストも、不運なことに、「厚労相の時はBSE騒動が勃発し、次に国交相のポストを手に入れたと思ったらJR福知山線の大惨事です。イメージダウンになるばかりで、いいことがない。公明党・創価学会としては、そろそろ実利のあるポストが欲しいところなのです」(同)
自民党は断れない
小泉首相は、郵政民営化法案を通した後の10月半ばにも内閣改造に着手すると見られているが、そこで、公明党が要求すると見られているのが、経済産業大臣のイスなのだという。
「経産省は中小企業の支援も担当する官庁なので、制度融資などに大きな権限を持っています。中小企業の経営者を取り込みたい創価学会にしてみれば、是非、手中にしたいポストでしょう」(同)
この他にも、公明党は宗教法人を管轄する文部科学大臣や、テレビの許認可権を持つ総務大臣のポストに興味を示しているともいわれているが、
「この大勝利に勢いを得て、意外なポストを要求するのでは」
と見ているのは、ジャーナリストの乙骨正生氏だ。
「公明党・創価学会がずっと熱望してきたのは、法務大臣ポストなんです。法務省を握るということは、検察も警察も押さえられるということ。また、予算を握っているという意味では、裁判所にも影響力があるのです」
創価学会は「法学委員会」という組織を作って法曹界への進出を奨励したり、「月刊ペン事件」では、警視庁に働きかけて編集長を逮捕させた実績もあるだけに、司法という”旨み”は充分承知しているということか。
「これまで自民党は、公明党・創価学会に法務大臣ポストを渡すことに慎重でしたが、もう切っても切れない関係になってしまっている。今の雰囲気では自民党も、公明党が要求すれば断れなくなっているのではないでしょうか」(乙骨氏)
気の早いことに入閣候補の名前も取リ沙汰されているという。
「その筆頭は冬柴幹事長でしょう。冬柴鉄三氏はもともと弁護士で、自民党とのパイプも太く、”山崎拓氏の代理人”と言われていました。69歳という年齢からいっても公明党議員の定年を超えているので、花道として”冬柴法務大臣”を要求する可能性はあります」(政治部記者)
また、婦人層に人気がある「公明党のプリンス」こと太田昭宏代議士の名前もあがっているという。創価学会に牛耳られた法務省なんて、想像したくもないのに──。