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(回答先: テスト 投稿者 クエスチョン 日時 2005 年 8 月 23 日 10:02:05)
ブロガーによる最新レポート「メルマガ/ブログ作者と自民党幹部との懇談会〜事後〜」
なお、下記も参考。
2005年08月26日
メルマガ/ブログ作者と自民党幹部との懇談会〜事後〜
http://cruiseover.seesaa.net/article/6246597.html
自民党の「メルマガ/ブログ作者と党幹部との懇談会」に出席してきました。
はじめに断っておかなければならないのは、私は選ばれての出席ではなく、無理やり出席させていただいたということ。
と言うのは、私が取材交渉していたのは、自民党総裁である小泉さんです。総裁であると同時に総理でもある人ですから、正直なところ駄目元でのお願いでしたが、自民党からのお断りの理由の中に『記者クラブからの圧力』という言葉があり、「ちょっと待ってよ!」と記者クラブの取材をしている私は黙っていられませんでした。
郵政民営化では、既得権益を許せないと言っているのに、記者クラブの既得権益は許すのは、おかしくないですか?とちょっとばかり熱くなったわけです。実際の取材交渉ではここまでは言いませんでしたが、あのテこのテでいろいろお願いしたんです。
すると、
「1時間以内に電話します」
ということで、1時間後の電話で今回の懇談会のお話をいただいたんです。だから、私は後から付け足されたわけで、それは今日の受付でもはっきりとわかりました。
「あ、泉さんってお電話いただいた方ですね」
と言われ、名簿のいちばん後ろの欄をチェックなさっていました。
それでも参加は参加ですから、質問だけは何があってもしてやろうと、プレッシャーという汗を全身にぐっしょりかいて、永田町の自民党本部まで行ってきました。
雨が降っているからちょっとでも早く建物の中に入りたいのに、門のところに立つ警備員は、「武部幹事長の懇談会」と告げても入れてくれませんでした。懇談会の正式名称なんてすっかり忘れていた私は、バッグからファイルを取り出して「メルマガ・・・」と言うと入れてくれました。合言葉は『メルマガ』だったみたいです。
前出の受付で水色のリボンをもらって胸に付け、8階へ上がり、席を確保するなり出席者の方と名刺交換をしました。
出席者は全部で34名。私が名刺交換できたのは、27名の方でした。(ご夫婦同伴の方がいらっしゃったので、ご挨拶できなかったのは5名だと思います。)
ほとんどの方の肩書きが『代表取締役』とあり、ブログよりはメルマガを発行している方が多いかなという印象です。帰宅したばかりですので、まだそれぞれの方のHPの確認はしておりませんが、ブロガーを集めたという感じではなかったと思います。
報道陣の数の多さにもびっくりしました。
実は昨日、新党日本のCM撮りと田中康夫代表の記者会見へ行ったのですが、報道陣の数はその時に負けていなかったと思います。
武部幹事長の挨拶が終ると、すぐに報道陣は部屋から退室しましたが、懇談会の最中に、ガラスの壁にへばり付いた女性記者の姿を見つけてしまい、一瞬「貞子」かと。
『これが記者根性か!』見習わなくてはなりません。
さて、肝心の懇談会の内容ですが・・・。
今日の私は、懇談会で体力も気力も使い果たしてしまったので、詳しいやり取りは明日UPするつもりでいます。今日は、私が行った質問だけ書き残しておきますね。
お詫びしなくてはいけないのは、たくさんのご質問をお預かりしましたが、今回は単独でのインタビューではなかったので、全てのご質問を投げかけることはできませんでした。申し訳ありません。予め質問を絞って臨みましたが、私が質問できたのは2つです。
たった2つと思われるかもしれませんが、司会者である世耕さんに、
「他にも大勢いらっしゃって質問なさりたいでしょうから、あとひとつだけにしてください。」
と言われましたので、お許しいただきたいと思います。
質問する前に、読者の方へ質問を募集して、大きな反響をいただいたことと、質問は読者からのものであるということを伝えました。その時、武部幹事長は小さく「ほぉ」と言い、大きいほっぺが膨らんだように見えましたけど・・・私だけ?
泉 あい 「小泉さんの郵政法案に反対した自民党議員に対して、徹底的な排除を行使していますが、これは、自民党内での意見の多様性を一切認めないという姿勢が、今後の政権運営に反映されていくのではないかと有権者は感じています。いかがでしょうか。」
武部幹事長 「僕は、日本という国は共生の理念だと思います。だから犯罪者に対しても、亡くなってしまうとあまり追究しない。それはローマと日本くらいかなと思います。和を以って貴しと為すということ。
また、日本は民主主義の国なんですね。『会議を興し万機公論に決すべし』とかね。
或いは皆さんはどう思うかわかりませんが、中心帰一と言いますかね。ある意味では日本の民主主義の手法で、議長一任とか村長(ムラオサ)一任にとか。天皇制の時代になると最後は御上にお伺いを立てるとか、これは決して悪い方法ではなくて、勝者敗者を作らない。
ところが、それは悪くなっちゃったんですね。例えば総務会で全会一致・満場一致じゃないと通らない。今の時代は多様な意見があるので、全会一致とか満場一致という決定方法なんて有り得ないはずなんですね。
だから、自民党なら自民党の立党の精神というのがありまして、これは大事なものは大事なものとしてしっかり持続させていきたいと思っております。
しかし、物事を決めるのには、世界の中の日本ですから、世界標準と言いますかグローバリゼーションの中で、昔は尺貫法だったけどメートル法になったと。その基準が日本にも必要になったと同時に、日本独特の物指しがあってもいいし、そういう意味では共生の理念、共生社会の日本を自民党は大事にして行きたいと思っておりますから。
そういうご懸念がある向きはわかりますけれども、決める時はちゃんと決めると。いついつまでに決めようと。徹底して議論をして最後は多数決で決めるしかないとか、議長に一任するしかないとか。そういうことでケースバイケースで行われるということですね。」
泉 あい 「姿勢としては、意見の多様性を許容して行くということでよろしいですか?」
武部幹事長 「おっしゃる通りです。」
泉 あい 「多様性を認めるということであれば、自民党と公明党が過半数以上を取って郵政法案を再提出する時になりましたら、郵政法案に反対していた意見も許容なさるということですか。」
武部幹事長 「反対意見ですか?意見としてはこれはどうでしょう。
立法府は、政府が『これが一番だ!』と思って出した法律であっても、立法府のいろいろな議論の過程で『ここは直すべきだ』となったら直さなくてはならない。民主主義とはそういうものだと思います。
だから、政府からすれば不満が残ったなと思うし、国民からしても『そんないい加減なものを』という批判が出るかもしれません。逆に言えば、国民の声というものが立法府の中で活かされたなとホっとする人もいるでしょう。
ま、それは立法府というのは、いろいろな人たちがいろいろな意見を述べるわけでありますし、その前に自民党の中で喧々諤々と議論をして、党議としてこうしようと。
私はあまり批判したくはありませんけど、今回選挙に至ったのは、郵政法案に対する賛成・反対であったとは思いません。やっぱり倒閣運動ですね。そういう背景があったと思います。小泉内閣打倒ですね。いくら議論しても同じですよ。
私たちが毅然として、反対派の人に厳しく対応しているのは、みんなで決めたことはきちっと守らなければ。赤信号みんなで渡ればこわくないということではダメだ。青信号ひとりで渡れば命がけと。(赤信号の間違い??)というような社会は、立法府から、また政治の場から失くしていかなければいけないなぁということでありまして。
まぁ、これからもいろいろあるでしょう。自民党は党議決定と言いましてもすごいんですよ。
昔は派閥がありましたから、派閥の親分に『おいコラ!誰のお陰でバッジつけてる』とやれば静まったんですよ。今は派閥が機能しなくなりましたからね。派閥が機能しなくなったら党がしっかりすればいいんだけど、党の方も抑えきれないですよね。もう総務会に出て●Э£★G◆Ю△(聞き取り不能)めちゃくちゃなんですから。
今度の総務会では、賛成者と反対者と両方手を挙げさせたんです。久間総務会長というのは、すごい人ですよ。『反対する人、挙手願います。それでは次に賛成する人、挙手願います』ってね。総務会で採決したというのは、自民党では初めてなんですから。皆さん方からしたら信じられないでしょう。
お答えになっているかどうかわかりませんが、フレキシビリティ・柔軟性は大事です。しかし多様な意見も大事です。しかし、決めるべき時に決めるという約束事はきちっとルールとして守らないと、野球でも社会でもルールとしてあると思うんですね。それを大事にするっちゅうことだと思います。」
世耕広報本部長代理 「簡単に補足だけさせていただくと、郵政法案というのは自民党の中では、全国会議員が発言できる場所で、一年近く議論をしてきているんです。その上で案を作って総務会で採決を取って、それでもまだ不満の指摘があったので、衆議院で修正をして、更に参議院で15項目の付帯決議がつけられた。それで否決をされたわけですから、決して最初から排除しているわけではないということだけご理解いただきたいと思います。」
質問をするのは私が3人目でしたが、郵政法案や刺客についての質問は私が初めてでしたので、直前までニコニコと大きく膨らんでいた武部幹事長のお顔が、一瞬引き締まったように感じました。直球を返してはいただけませんでしたが、これ以上の突っ込み質問を追いかぶせれる空気ではありませんでしたので、この質問はここで断念。
次の質問。
泉 あい 「今回の懇談会ですが、どうしてインターネットで活躍なさっている方を集めて開かれたのかという理由と、出席者をどういう基準で選ばれたのかということを教えてください。」
武部幹事長: 世耕広報本部長代理を横目で見て、はにかんだように笑う。
世耕広報本部長代理 「やはりメディアとして、無視できない存在になっていると私たちは実感しているから、今回やろうと決めさせてもらいました。
ただ、別にブロガー協会があるわけでもないですしね(笑)どうやって選ぶか非常に困ったのですが、スタッフがみんなで手分けをして、アクセス数の多いブログとか、過去、雑誌に紹介されてきたようなメルマガの中で選びました。
決して自民党フォローの方を呼んだわけではなくて、かなり中立的に真面目にやっておられるなと思えるところを独断と偏見で今回ご招待させていただいたという訳でございます。」
確かに、自民党を擁護したり称賛したりする発言はなかったと思います。でも、自民党と遣り合おうという姿勢の人もいませんでした。最初から最後まで和やかな空気が流れていたことは確かです。
武部幹事長は終わりの方で退席。その笑顔を見送る大きな拍手には、この席を設けてもらったのはうれしいけど、ここまで讃えるものなのかと違和感を感じました。(これは、私の性格が悪くて感じることかもしれません。)
前日、田中康夫代表の記者会見に出席していたせいもあるかもしれませんが、もっと過激な質問が出てもいいのにと、物足りなさは残りました。
結局安倍幹事長代理は、台風のため新幹線に閉じこめられたとかで姿を見ることはできませんでしたから、「そろそろ親父を超えようと狙ってる?」という質問はできなかったし・・・。
終ってから、総裁応接室を見せてもらったり、突然の竹中平蔵さんの登場や、総裁の椅子が意外と硬いと知ることができたのは、うれしかったけど。(ミーハー)
本気でインターネットを意識していて、有権者の生の声を聞きたいと思うのなら、あえて自民党に批判的な意見を書いているブロガーを招待して、議論するべきではないかと思います。
だから、自民党に先を越されたと焦っている政党があるとしたら、まだチャンスはあるんじゃないかなぁ・・・。
たくさんの方からご質問をいただきました懇談会でしたが、今日の私はこれでいっぱいいっぱいです。記者会見ではありませんでしたが、はじめての質疑応答の相手が、武部幹事長であるということを喜ぶべきかどうか。でも、非常に良い経験をさせていただきましたので、自民党へは感謝しておりますし、この懇談会を開催した事は内容の如何に関わらず賞賛されるべき事だと思えます。(担当者の方へはわがままを言って申し訳ありませんでした。)
読者の方へも心より感謝しております。皆さんが政治に関心を持っているということを実感することができました。まだこの後も、政治家へのインタビューをする予定があります。今度は、短い時間ですが単独インタビューなので、多くのご質問をいただければと思います。
<文責/泉 あい>
GripForum -第44回 衆議院議員総選挙フォーラム
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