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(回答先: Re: テスト 投稿者 クエスチョン 日時 2005 年 8 月 20 日 10:20:16)
ホリエモンと武部の会見映像から小泉・飯島ラインの戦術を読み解いてみる。
キーワードは「無党派層」と「インターネット世代」です。
二人ともチェックの柄のカッターシャツ姿。これは、ホリエモンの背後にひかえると彼らが考える所の無党派層へのアピール性を狙っています。年代的には40代くらいまでです。小生もIT企業の末席にぶら下がっていますが(笑)、服装だけを見ると職場の仲間を見ているような感じです。ノーネクタイ、ジーパンスタイル、ディパックなんて普通ですしね。もちろん通勤もですよ。小生みたいなおじさんまでもね。(笑)
「同じ服装や同じ身振りの者には共感を覚える。」これ心理学の超初歩的知識。善用の例としてはカウンセラーが意識的に利用する場合があります。
もう一つの「ネットワーク世代」です。小生自身も意外だったのですが、普通ネットワーク世代とかインターネット世代と言うと20〜40代が中心と考えがちです。しかし、これは全くの間違い。ブログをやったりして、プロフィールを見ると分かりますが、60代も完全にその範囲に入っています。場合によると割合は少ないですが70代の前半くらいまで入ります。
特に60代くらいは、「パソコン通信世代」とも重なったりします。(20代前半くらいまでの人には死語になりつつある言葉かも知れませんが)
50代と言うとパソコンもできない世代としてマスゴミなどでからかわれたりしますが、中心がベビーブームの世代です。ビートルズの洗礼を受けた世代ですよ。全然インターネットに違和感を持たない世代と見るべきです。
しかし、世代的に言うと50代以上はできる人と、できない人がはっきり分かれている世代でもあります。(やらない人は全然やらない。場合によるとインターネットと言うと反感と言うか敵意を持ったりする場合も、、(笑))
ホリエモンを無所属にしたのはその反感があるからです。自民党所属では、そのやらない・できない層から反感を持たれてしまう。反感といっても、ホリエモンの立候補する広島の選挙区のことなんかじゃないですよ。全国に発するメッセージ性として読み解くべきです。ホリエモンはその話題性とメッセージの発信と言うことでは全国区なんですから。メッセージ性が大事なんであって、当落なんてどうでもよいと思っているはずです。
小泉の今回の解散を思いつきだとか、やけっぱちだとか言う人がいます。しかし、周到な計画と準備のもとに決行したと見るべきです。
今年の夏の「クールビズ」もその流れで読むべきです。シナリオがあって、ず〜っと先の選挙時のホリエモンも視野に入れていて、その上で「クールビズ」を今年の夏にぶつけてきたと見ています。それが証拠には前回の省エネルックの時にはこれほど徹底してやってはいなかったじゃないですか。(今回は、閣議にもクールビズ、ぶら下がり記者会見でもクールビズですからね)
分かるものには見え見えなんですが、視覚心理学的な手法とか、とにかく徹底しています。広告業界が一枚も二枚もかんでいるのは今更言うのもなんですが、もう猿芝居レベルまで明らかでしょう。
気持ちの悪いくらいの手回しの良さですが、これはハッキリ言って奴らの弱さのあらわれと見るべきです。それくらいしないと国民を騙せないと言う事です。
今回の選挙ではインターネットもやらない層、特に地方のそういう人々は、小泉のイカサマに引っかからない可能性の方が高い。(小泉・飯島ラインの思惑とは違って(笑))
ターゲットの無党派層(インターネットをやる層とかなり重なる)への働きかけが小泉・飯島ラインの最大の命綱だと見ています。
奴らの思惑どおりになるのを、座して見るだけなのか、それとも一発ぶちかまして小泉・飯島ファッショラインを殴り倒すのか、ブロガーその他ネットワーカーのもうひと頑張りが必要です。
マスゴミが言うほど、奴らは強くない。みなさんだまされるな。