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*この表は厚生労働省が『我が国における魚介類の摂食の実態・平成13、14年の国民栄養調査について、15〜49歳の女性摂食者における各魚介類の摂食量を特別に集計した』ものです。他の魚と比べて奇怪と思われるマグロの数値をご覧下さい。
また、厚生労働省のそれらの発表を受けて報道された産経新聞今月12日の記事(後掲)の”同省は「胎児への影響は、例えば音への反応が1000分の1秒以下のレベルで遅れるようになるようなもので、将来の社会生活に支障があるような重篤なものではない」としている”もどうか各自でご吟味していただきたいと思います。厚生労働省は
どのようなリスクを問題としているのか?例えば
音を聞いた場合の反応が
1/1,000秒以下のレベルで
遅れるようになる。(水俣病のような重篤な健康影響とは異なる)
参考:
「魚介類等に含まれるメチル水銀について」の食品健康影響評価に関する意見・日本生活協同組合連合会
http://www.co-op.or.jp/jccu/Press_Release/Press_050719_01.htm魚介類等に含まれるメチル水銀について(PDFファイル)
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_methylmercury170623.pdf「マグロと水銀」──マグロについて正式に発表しない理由として、水産業者の保護が見え隠れする
http://www.asyura2.com/0505/bd40/msg/470.html
産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/050812/sha082.htm
妊婦はマグロ週1―2回に 胎児へのメチル水銀影響で
魚介類に微量に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を与える恐れがあるとして、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会(部会長・熊谷進東京大教授)は12日、妊婦が食べてもよい量の目安を16種でまとめた。1回約80グラム(刺し身1人前または切り身1切れ)として、マグロは種類により週に1―2回まで、キンメダイは1回までなど。
厚労省は「乳幼児も含む一般の人では、悪影響が心配される状況ではない。魚介類は一般に健康に有益なのでバランス良く摂取を」としている。
同省は2003年6月に同様の注意を呼び掛けたが、国際専門家会議が水銀の耐容摂取量を引き下げたため見直し、マグロも対象に加えた。
週2回(1週間当たり160グラム程度)までとしたのはキダイ、クロムツ、ミナミマグロ(インドマグロ)など7種類。週1回(同80グラム程度)まではキンメダイ、メカジキ、クロマグロ(ホンマグロ)など7種類。イルカ類2種は2週間―2カ月に1回(同40―10グラム程度)までとした。
食べ過ぎた場合は翌週の量を減らし、2種類以上を食べるときはそれぞれの量を抑えるなどの工夫を求めた。
一方、キハダマグロ、ビンナガ(ビンチョウマグロ)、メジマグロ、ツナ缶は「通常の摂食で差し支えない」とした。
自然界のメチル水銀は、魚介類に蓄積され人の体内に取り込まれると、大人には問題ない量でも胎児に悪影響を与えることがある。しかし同省は「胎児への影響は、例えば音への反応が1000分の1秒以下のレベルで遅れるようになるようなもので、将来の社会生活に支障があるような重篤なものではない」としている。
限度量は、魚介類に含まれる平均メチル水銀量と、内閣府食品安全委員会がリスク評価して示した妊婦の耐容摂取量(1週間に体重1キロ当たり2マイクログラム=マイクロは100万分の1)から定めた。(共同)
◇
薬事・食品衛生審議会の専門部会がまとめた「妊婦が注意すべき魚介類の種類と摂取量の目安」は次の通り。1回約80グラム食べるとした場合の頻度で、カッコ内は1週間当たりの重量。
▽2カ月に1回(10グラム程度)まで バンドウイルカ
▽2週間に1回(40グラム程度)まで コビレゴンドウ
▽週に1回(80グラム程度)まで キンメダイ、メカジキ、クロマグロ(ホンマグロ)、メバチ(メバチマグロ)、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
▽週に2回(160グラム程度)まで キダイ、クロムツ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ(筋肉)、イシイルカ
▽通常の摂食で差し支えない キハダマグロ、ビンナガ(ビンチョウマグロ)、メジマグロ、ツナ缶(共同)
■メチル水銀 有機水銀の一つ。天然に存在する無機水銀が微生物の働きでメチル水銀に変化し、食物連鎖を通じて魚介類に取り込まれる。食物連鎖の上位にある大型魚や深海魚は、比較的多く含有。体内に大量に入ると、中枢神経に障害などを起こす恐れがある。水俣病の原因物質でもあるが、今回の胎児への影響評価の対象は、水俣病のような重い健康被害につながるレベルの汚染とは違う。(共同)
(08/12 19:46)
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厚生労働省 (平成17年8月12日現在)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/mhlw/news/050812/050812.html
(照会先)
医薬食品局食品安全部基準審査課
03−5253−1111(内線2488、2489)
妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
(概要)(平成17 年8 月現在)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/mhlw/news/050812/050812-1.pdf
厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課
1.はじめに
魚介類(鯨類を含む。以下同じ。)は、良質なたんぱく質や健康に良いと考えられるEPA、DHA 等の高度不飽和脂肪酸をその他の食品に比べ一般に多く含み、また、微量栄養素の摂取源である等、健康的な食生活にとって不可欠で優れた栄養特性を有しています。魚介類はこのように利点が多い食材ですが、反面、自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、特定の地域等にかかわりなく、一部の魚介類については水銀濃度が他の魚介類と比較して高いものも見受けられます。
我が国における水銀の摂取を見た場合、魚介類によるものが全体の約80%を占めており、また、水銀に関する近年の研究報告では、低濃度の水銀摂取が胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がなされていることから、妊婦については魚介類を通じた水銀の摂取に一定の注意が必要と考えられます。
なお、妊婦を除く方々にあっては、すべての魚介類について、現段階では水銀による健康への悪影響が一般に懸念される報告はありませんので、健康に有益である魚介類をバランス良く摂取し、健康の維持増進に努めることが大切です。
注)胎児の健康への影響が懸念されているのは「メチル水銀」ですが、消費者等に分かりやすく伝えるため、特段の必要がない場合には「メチル水銀」とせず、単に「水銀」と記載しています。
2.我が国における「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」の見直し
@経緯
我が国の水銀を含有する魚介類への対応としては、平成15年6月に、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品・毒性合同部会の意見を聴いて、サメ、メカジキ、キンメダイ、クジラ類の一部について、妊婦を対象とした摂食に関する注意事項を公表しました(別添1参照)。
その後、FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議において、水銀に関する暫定的耐容週間摂取量について、発育途上の胎児を十分に保護するため水銀の再評価が実施されたこと、我が国においても継続的に実施された魚介類の水銀濃度に関する報告が取りまとめられたこと等から、今般、注意事項について見直しを行うこととしました。なお、諸外国においても妊婦を対象に特定の魚介類について、摂食に関する注意事項が公表されています(別添2参照)。
A食品安全委員会への評価依頼
水銀を含有する魚介類の摂食に関する注意事項の見直しを行うためには、2つのポイントがあります。第1のポイントは、どの程度までの水銀摂取が安全であるかを定めることです。この水銀摂取レベル(耐容量)に関しては、特に悪影響を受けやすいと考えられる対象者(ハイリスクグループ)の健康を十分に保護することを目的として決定する必要があります。このため、ハイリスクグループを特定することも大事な作業です。第2のポイントは、実際にどの程度の水銀を摂取しているか等の実態を把握した上で、注意事項の見直しを行うことです。
第1のポイントについては、食品安全基本法により食品安全委員会の業務とされていることから、平成16年7月23日、食品安全委員会に耐容量の設定について食品健康影響評価を依頼しました。併せて、ハイリスクグループについても検討を依頼しました(別添3参照)。
B食品安全委員会における審議
厚生労働省からの評価依頼を受けて、食品安全委員会は平成16年7月開催の委員会で審議を行うことを決定し、同年9月以降5回の汚染物質専門調査会が開催され、平成17年6月8日に開催された第6回専門調査会で審議結果が示されました。審議結果では、耐容量は1週間当たり体重1kgに対し、メチル水銀2.0μg(Hgとして)が示されました。また、ハイリスクグループについては胎児とすることが適切とされ、平成17年8月4日、食品健康影響評価結果として厚生労働省に通知されました(別添4−1、別添4−2参照)。(参考:1μg(マイクログラム)は1/100万グラム)
C審議会における検討
第2のポイントについては、厚生労働省等において実施された調査結果に基づき、第1回(平成16年8月17日)、第2回(平成16年11月24日)、第3回(平成17年8月12日)の3回にわたって薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会で審議を行いました。
・魚介類の水銀含有量
厚生労働省、水産庁、地方自治体及び諸外国において実施された魚介類に含まれる水銀濃度に関する検査結果を取りまとめました。その結果、国内385 種類、9,712 検体、国外165 種類、21,724 検体におよぶ魚介類の水銀含有量を整理しました(別添5参照)。
・我が国における魚介類の摂食の実態
平成13、14年の国民栄養調査について、15〜49歳の女性摂食者における各魚介類の摂食量を特別に集計しました(別添6参照)。
これによると、魚介類の摂食者における平均摂食量は、魚類平均では73.6g、カジキ類65.4g、キンメダイ75.0g 及びマグロ類32.2g 等となっていますが、マグロ類では、人によって摂食量に大きな差があることが報告されています。
なお、マグロ類については、独立行政法人国立健康・栄養研究所において、マグロの刺身、寿司、鉄火丼の一回分(いわゆる1人前の量)についても調査を行いました(別添7参照)。
・我が国における水銀暴露の実態
我が国においては、国内に流通している食品を介した汚染物質の実際の摂取量を明らかにすることを目的とした汚染物質摂取量調査(マーケットバスケット調査)が行われています。
この報告によると、最近10年間の水銀の推定一日摂取量平均は8.4μg/人/日であり、仮に水銀のすべてがメチル水銀であって、妊婦の体重を50kgとした場合であっても、その摂取量は1.2 μg/kg体重/週(8.4μg×7日÷50kg)であることから、食品安全委員会から示されている食品健康影響評価である耐容量(2.0μg/kg体重/週)を下回っています。
・魚介類摂食量の試算
耐容量の範囲で摂取できる魚介類の摂食量を、それぞれの魚介類の水銀含有量の平均値に基づき試算しました。具体的には、魚介類の水銀含有量の平均値が総水銀で0.4ppm、メチル水銀で0.3ppm を超えるものを対象としました。その上で、妊婦の体重を国民栄養調査から55.5kg と仮定し試算を行いました。試算の方法は以下のとおりです(別添8参照)。
{耐容量 − 他の食品からの水銀摂取量} ÷ 当該魚介類に含まれる水銀濃度 = 耐容量の範囲内で摂食できる当該魚介類の量
3.注意事項の見直し案とQ&A
審議会における議論を踏まえ、次の点に留意し注意事項の見直し案を作成しました(別添9参照)。また、正確な理解に資するため、Q&Aも作成しました(別添10参照)。
・魚介類は健康的な食生活を営む上で重要な食材であること
・魚介類は食物連鎖の過程で水銀を蓄積すること
・検討している水銀の影響は、あったとしても胎児の将来の社会生活に支障のあ
るような重篤なものでないこと
・妊婦については、一定の注意をした上で魚介類を摂食することが重要であること。また、水銀濃度が高い魚介類を偏って多量に食べることは避けて、水銀の摂取量を減らすことで、魚食のメリットとの両立が可能であること・妊婦が注意事項の対象であり、子供や一般の方々は対象外であること・消費者に注意事項を正確に理解してもらうことが必要であること
4.今後の予定
8月22日(予定)から1ヶ月間の意見募集を行うとともに、意見交換会の開催を予定しています。その上で、寄せられた意見を踏まえ、審議会における議論を再度行った上で注意事項を発出することとしています。
第1回、第2回の審議会資料については、次の厚生労働省ホームページで御参照いただけます。
第3回の審議会資料についても速やかに掲載することとしています。
○厚生労働省ホームページアドレス
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/index.html
注意事項は、今後、国民の意見募集やそれを踏まえた検討の後に確定するものです。報道等にあたっては、いわゆる風評被害が生じることのないよう御配慮方よろしくお願いします。
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日本生活協同組合連合会
http://www.co-op.or.jp/jccu/Press_Release/Press_050719_01.htm
「魚介類等に含まれるメチル水銀について」の
食品健康影響評価に関する意見を提出しました
内閣府食品安全委員会汚染物質専門調査会(座長:佐藤 洋 東北大大学院教授)は、魚介類等に含まれるメチル水銀について食品健康影響評価を行い、その審議結果について2005年7月22日を期限としてパブリックコメントを募集しました。
日本生協連(本部:渋谷区、小倉修悟会長)では以下のパブリックコメントを提出いたしました。
☆魚介類等に含まれるメチル水銀の食品健康影響評価に関する意見募集はこちら
☆魚介類等に含まれるメチル水銀の健康影響評価資料こちら(PDF726KB) http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_methylmercury170623.pdf
<提出した日本生協連の意見>
2005年7月15日
内閣府食品安全委員会汚染物質専門調査会御中
「魚介類等に含まれるメチル水銀について」の食品健康影響評価に関する意見
日本生活協同組合連合会
「魚介類等に含まれるメチル水銀について」の食品健康影響評価に関する審議結果(案)について、以下の通り意見を申し上げます。
記
●ハイリスクグループのPTWIについて
貴委員会では、JECFA(※1)と同様に、フェロー研究とセイシェル研究を基に評価していますが、NOAEL(※2)と判断した数値および不確実係数の取り方の違いによって、JECFAとは異なるPTWI(※3)を設定しています。不確実係数として毛髪濃度−血液濃度換算の変動幅を2とするのは同じですが、JECFAではトキシコキネティクス(※4)の不確実係数として3.2を採用しているのに対し、貴委員会では生物学的半減期(排泄係数)の変動幅としての2を採用しています。その結果、JECFAのPTWI(1.6μg/kg/week)とは異なる値として2μg/kg/weekをPTWIとしています。英国/COT(※5)やオーストラリア・ニュージーランド/FSANZ(※6)もJECFAのPTWIを採用しています。貴委員会が、トキシコキネティクスの不確実係数ではなく、排泄係数の変動幅を不確実係数として採用したことの合理的な説明が必要と考えます。例えば民族的な遺伝的素質による感受性の違いなどの変動要素を考慮すると、不確実係数はある程度の余裕を持たせるべきであると考えます。
また、米国EPA(※7)のRfD(※8)やATSDR(※7)のPTWIについても、数値の紹介だけにとどまらず、貴委員会がこれらの機関の評価内容をどのように考えるかを明示すべきであると考えます。
●小児および成人のPTWIについて
評価案では、ハイリスクグループのPTWI設定についてのみ記述され、一般集団のPTWIについては現行の値を維持する旨書かれているにすぎません。一般集団についても、貴委員会として改めて評価した上で、PTWIを確認すべきです。「(1)有害性の確認」の項では触れていませんが、メチル水銀はIARC(※9)においてグループ2Bに分類されていますし、水銀の摂取と痴呆症との関係を示唆する報告(中川:安全工学,32,242,1993)もあります。貴委員会も注目しているように、心血管系への影響も明確にはなっていません。これらの点も踏まえて、一般集団に対するPTWIを再評価すべきです。また、日本人の毛髪中水銀濃度は大部分が10ppm以下であるものの、少数ながら20ppmを超える人もいたという報告(Yasutakeら:Tohoku J.Exp.Med,199,161,2003など)もあり、一般集団に対してもメチル水銀濃度の高い魚種の摂取に関する注意喚起が行なわれるよう、厚生労働省に要請して下さい。
また、脳の機能は出生後も発達段階にあり、小児が成人に比較して感受性が高いことは明らかです。現時点でデータが少なく、評価が困難であれば、感受性が高いものとして対応すべきと考えます。小児の体重あたりエネルギー摂取量は成人の2倍以上であるため、体重あたりメチル水銀の摂取量も成人の2倍以上と予想されます。したがって、小児もハイリスクグループに分類するか、あるいは、少なくとも、小児に対するPTWIを別に設定すべきです。
●魚介類摂取の有用性と摂取制限はわかりやすく書いてください
魚類は栄養学的に有用ですが、特定の種類の食品を偏って過剰に摂取することは魚類に限らず望ましくないので、「推奨されても、制限される必要はないと考える」という表現は誤解を招かないよう修正すべきであると考えます。できるだけ多種類の食品をバランスよく摂取することを推奨してください。
摂取が推奨される魚種について「生物濃縮が起こりにくい小型の魚類(イワシ、アジ等)」とされていることは適切と考えます。メチル水銀に関して注意喚起される魚種は限られた一部の魚種であることを、消費者にも誤解のないように伝えることが必要と考えます。
●魚の消費実態に合った注意喚起をするよう勧告してください
評価案では触れられていませんが、昨年厚生労働省から出された勧告ではメチル水銀摂取限度を一回摂食量で割って摂食頻度を出す計算によって、特定の魚種に摂取の注意喚起をしていますが、以下の問題点があります。魚種別の消費量データを報告させて貴委員会で評価するか、消費実態に合った注意喚起をするよう厚生労働省に要請してください。
(1)水銀の濃度が高い魚種のうち摂食量が多いマグロ類が対象から外れている。
(2)個別魚種について摂食頻度を制限しているため、複数の魚種を限度近く摂食すると、合計では摂取限度を超えるおそれがある。
●過去の対策を検証してください
1973年に暫定的規制値が設定された際、厚生省環境衛生局長通知(1973.7.23)には、妊婦及び乳幼児に対する指導とマグロ類等の多食者に対する指導が付帯事項として求められていますが、実際にはほとんど実行されなかったと聞いています。これを検証して、今後の注意喚起が実効あるものとなるように厚生労働省に要請してください。
●調査研究を進めてください
評価案は、主としてフェロー研究とセイシェル研究を基に評価を行なっていますが、わが国では水俣病及び第二水俣病が発生しています。症状の著しい患者の影には症状の軽い中毒者、無症状の潜在的中毒者がいると考えられるので、当該地域でのメチル水銀曝露による影響について、過去のデータを改めて解析すると共に、現時点でバックグランド地域との比較研究を含めた詳細な調査研究を行ない、健康影響を調査することを要望します。
※1 「JECFA」とはFAO/WHO合同食品添加物専門家会議の略
※2 「NOEL」とは無毒性量 (無影響量)は有害/無害を含めた影響が認められない最高の暴露量
※3 「PTWI」とは蓄積性のある水銀やカドミウムなど重金属の一週間の許容摂取量
※4 「トキシコキネティクス」とは薬物の毒性試験において全身に暴露した結果を評価したもの
※5 「英国/COT」とは英国の食品・消費者製品・環境中の毒性と化学品に関する委員会の略
※6 「FSANZ」とはオーストラリア・ニュージーランド食品基準局の略
※7 「EPA」は環境保護庁の略、「ATSDR」とは米国有害物質・疾病登録局の略
※8 「RfD」は参照用量、耐用量の目安の略(Reference Dose)
※9 「IARC」とは国際がん研究機関の略
<問合せ先>
日本生協連 安全政策推進室 電話:03-5778-8109
最終更新日:2005年7月20日
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