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(回答先: JR西日本のような日本型封建組織に入ったら最後、日本人のほとんどが集団帰属型人間になる 投稿者 TORA 日時 2005 年 5 月 05 日 22:17:07)
日本人の特性は変えようとしても無駄であろう。
日本人の特性は集団帰属型である。JRのような大組織であろうと、家族的な企業のような小集団でも、同じである。
その小集団(大組織の中の部分集団)の「空気」を絶対的な規範として行動する。
(a)その小集団の空気が抑圧的であれば、思考を停止して有力者の祭り上げを始める。
(b)その小集団の空気が協調的であれば、各人は小集団の利益を優先的に考えるように行動する。しかし、指導者が目的と戦略を明確にしないかぎりは、「小集団自体の維持や権益の拡大といった保守的な利益」を基準に行動するようになる。
(c)指導者が目的と戦略を明確にしたうえで、かつ、その小集団の空気が協調的であれば、各個人はその創造的能力を最大限に発揮するようになる。
しかし、残念なことには、小集団が長期間にわたって維持されると、とくに、指導者の世代が交替すると、指導者の目的と戦略よりも小集団自体の集団維持的利益のほうが優先されるようになる。目的的組織(ゲゼルシャフト、c)の自己目的的共同体(ゲマインシャフト、b)化が生じる。
自己目的的共同体(ゲゼルシャフト、b)化が生じた段階で、目的的組織に戻そうとして指導者が頑張ると、指導者が小集団から排除されるか(官僚のサボタージュ作戦、持衰として追放)、指導者が強ければ小集団を思考停止の家畜集団(a)にしてしまう。
このような日本人の特性と、日本人の集団の特性とを前提にして、我々はどのようにするべきか、どのような思考回路を加えていくべきかを検討すべきだろう。