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(回答先: 穀田国対委員長 民主の質疑制限批判(しんぶん赤旗) 投稿者 ZUMA 日時 2005 年 6 月 11 日 21:59:16)
民主党は最初から審議拒否を選んだ過失は在るかも知れないね。
しかし民主党と他の野党と関係がしっくりいかない背景として、民主党内の「保守派」グループ、換言すれば「旧民社党、自由党、日本新党」グループと自民党との親和性が原因かも知れんと考える。
彼らは自民党と徹底的に闘う気があるのだろうか?自民党以上にタカ派的な言動が目立つ人物もいるようだが、彼らの言動なんぞは自民党を喜ばせるだけじゃないだろうか?なぜなら、今までの自民党が左派勢力の目を気にして、タカ派的言動を「ただ言わなかっただけ」でしかなかったのだろうと考える。
ところが民主党内「保守派」グループの中の人物が、自民党以上に「タカ派的言動」をする。自民党にすりゃ、「向こうから扉を開けてくれた」ようなもん。あとはいつでも「おててつないでランランラン」と行くだけだろう。そういう点からすると西村慎吾衆議院議員や土屋敬之都議会議員は本来は「自民党」に行くべきであろう。彼らほど「民主主義」の言葉が似合わない人は、なかなかいないだろうし(苦笑)。
この際自民党と明らか一線を画したいなら、「共産党と手を組む」くらいの度量が必要じゃないだろうか。ところが、民主党内「保守派」にはそれをするだけの度量がない。と言うより、選挙区内の「古くからの支持者」や「保守系メディア」の批判で自らの議席を失うのが怖いのだろう。ここまでくれば「自己保身」以外の何者でもない。有権者の中には、その「自己保身」の有様を見て、民主党への期待を失う人もいるだろう。「自民党とどこが違う?」と言わんばかりに。新しい党なのだから新しい支持者を「開拓」すべきと考える。
かつての社会党は「選挙制度を変える」ために、自らに不利な選択であるというのを承知の上で、敢えてイデオロギー的に相容れない「新生党」や「日本新党」と手を組んだ。羽田内閣の「新保守路線」に異を唱えるべく今度は「自民党」とまで手を組んだ。ま、換言すれば55年体制での既得権益を守る、ともいえるが。その後の衰退ぶりは皆さんご承知のとおり。
しかし、民主党内「保守派」に、己の主張を貫徹するために「火中の栗を拾う」メンバーがいるだろうか。私にはいるとは思えない。結局は良くも悪くも「自民党あっての民主党」なのだろう。となれば、少なくとも「反自民」のアピールをするためには、共産党よりも目立つ必要があるのだろう。そのためには「反自民」の担い手の一つである共産党のことなどかまってられないのかもしれない。そこに民主党内「保守派」グループの存在が加われば、もうそこから導き出される結果は言うまでもあるまい。
民主党内の「旧社会党」グループに社民党を通じて共産党との窓口を期待するのも・・・無理だろうな、たぶん。
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