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6月8日(水)
トップエリートの頭が狂い始めているのでは?
こんなこと言えるの? こんなのあり? と言いたくなるような発言や行動が相次いでいます。それも、指導的立場にあるトップエリートたちによって……。
まず初めは小泉首相です。靖国神社への参拝について、歴代首相の意見を伝える形で「こういう状況の中で、慎重の上にも慎重に考えるべきだ」と河野衆院議長から自粛を迫られた小泉首相は、「胡錦涛(中国国家)主席にも盧武鉉(韓国)大統領にも、自分の考えを何度も申し上げてきた。もちろん『わかった』ということではないが、理解を得られたと自分では思っている」と強調したそうです。
「『わかった』ということではないが、理解を得られた」なんて、こんな訳の分からないことを責任ある立場の者が言うべきではありません。「『わかった』ということではない」とすれば、それはすなわち理解が得られていないということではありませんか。
もし、「理解を得られた」というのであれば、何に対してなのか説明するべきでしょう。もしそうなら、なぜ、両国は日本に対する批判を続けているのかということについても……。
次に登場するのは、石原慎太郎都知事です。この間の都政の混乱について、石原知事は自らの責任を回避しただけでなく、辞任した副知事の後任に横山洋吉前教育長の昇格を提案し、あろうことか都議会はこれを認めてしまいました。
まったくもって、これは驚くべきことです。だってそうでしょう。横山前教育長は都政混乱の責任をとる形で進退伺いを出した人ですよ。浜渦武生副知事らの更迭という、その「ら」の中には横山さんも入っていたはずではありませんか。
本人が「この間の混乱には私も責任があるから辞めたい」と進退伺いを出したのに、石原都知事は、その辞任を認めて副知事に昇格させたというわけです。何をやっているんでしょうか。これで責任を取らせたということになるのでしょうか。
しかし、これで驚いてはいけません。世の中にはもっと無責任なトンデモナイ人がいます。プロ野球の読売巨人軍の会長への就任が内定した渡辺恒雄前オーナーです。
渡辺さんは昨年8月、当時明治大の一場靖弘投手に現金を渡していた学生野球憲章違反の道義的責任をとってオーナーを辞任しました。それから約10カ月での早期復帰ですから、その程度の「責任」にすぎなかったということになります。
渡辺さんは「巨人軍は今歴史的な危機を迎えています。……グループ各社の強力な支援態勢を確立するため、巨人軍の経営に復帰することにしました」とのコメントを発表しました。この「歴史的危機」が、「たかが選手」など自分自身の言動によっても引き起こされたということが分かっていないのでしょうか。渡辺さん自身によって作り出された巨人軍に対するダーティーなイメージは、その復帰によって強まりこそすれ、弱まることはないでしょう。
これらの人々は、これまでの日本を引っ張ってきたトップエリートです。子どもたちの鏡となるべきこれらの人々が、説明困難で無責任な言動を繰り返しています。
このような光景を見ていると、トップエリートの頭が狂い始めているのではないかと心配になってしまいます。これで日本は大丈夫なのでしょうか。早く何とかしないと、日本も一緒に狂ってしまうのではないでしょうか。
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