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2005年06月02日・韓国違法漁船事件の結末 〜奮闘した海保とプライドを売り渡した政府
http://blog.livedoor.jp/lancer1/
〜韓日の「海上対峙」が39時間ぶり解決:朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/02/20050602000052.html
韓日警備艇が蔚山(ウルサン)の沖合いで韓国の小型漁船「シンプン」号を間に挟んで展開した海上対峙という異常事態が、両国政府の交渉により、2日午後5時に解決された。
韓国海警の警備艇6隻と日本巡視艇7隻の計13隻が蔚山・カンジョル岬の南東22マイルの海上でにらみ合いを始めてから39時間ぶりだ。
日本側が撤収する代わりに、韓国側は日本側の排他的経済水域(EEZ)を侵犯した事実と、立ち入り検査を忌避し、日本巡視艇の職員を乗せたまま、逃走した事実を認めた。
シンプン号はこれによる責任として、事実を認める書類と日本法令違反担保金50万円(約480万ウォン)支給の保証書を作成し、日本側に伝達した。
韓国海警は「50万円の違反担保金は不法操業とは関係なく、立ち入り検査のための停船命令に応じず、逃走したことに対して科された」とし、「その部分に対しては日本の管轄権を認めた」とした。
海警は船員9人全員をシンプン号に乗せ、蔚山港から帰ってきて、不法操業の有無について調査する予定だ。取調べと裁判、処罰はすべて韓国の裁判所と政府が行う。
政府当局者は「2日未明まで、日本海上保安庁が合意に強く反対していたが、この日午前、日本政府の上部が妥結を促したと聞いている」と述べた。
↓
「違法操業なかった」、海洋警察が調査結果発表:聯合ニュース
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=572005060203300&FirstCd=01
2005/06/02 17:48 蔚山沖でにらみ合いを続けていた韓日の警備艇は、2日午前の合意を受け、漁船と結んでいたロープをほどき、それぞれ自国に向け戻っていった。問題となった漁船は韓国海洋警察庁の警備艇とともに蔚山・長生浦港にもどり、船長と船員らは海洋警察から違法操業がなかったかについて取り調べを受けた。
また、事件発生当時に日本の保安官2人が甲板長と船長の2人を殴打したほか、日本の巡視艇が3回にわたり体当たりしたため漁船側に2000万ウォン相当の財産損失が発生したと明らかにし、日本側に謝罪と賠償を要求するとともに、同様の事態が再発しないよう求めた。 (一部略)
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昨日から続いていた事件が決着しました。しかしなんたる結果でしょうか。今回は本当に怒りの言葉もありません。二つとも韓国からの情報である為、情報の真偽性には疑問もありますが、日本側マスコミからの情報がほとんど無いため、このソースを使用します。しかし共同通信などの情報から照合するに、ほぼ事実のようではあります。
私は、事件決着の一報を聞いたとき、韓国側が違法操業を含む全ての非を認めて所定の額の罰金を支払い、双方の警備艇が離れることになったのだと思っていました。日本も容疑者を日本に連行することができず残念だったが、韓国側もよく罪を認めた。これであればなかなかの結果だと思っていました。しかし真相がわかってみればこの結果です。
まず時間の経緯を見て下さい。日本側が妥協し、両国の警備艇が帰路についたのが午後5時。そして韓国側から、調査の結果、違法操業の事実なし。の報道がその47分後。調査なんかしてるわけがありません。最初から韓国漁船を取り調べる気など無かったのです。そして挙げ句の果てには日本に謝罪と賠償を要求するです。
それに50万円の罰金も取り調べから逃走したことの罰金であり、違法操業の実態は取り調べから裁判まで韓国側が行うとはなんたる条件でしょうか。この条件では、度重なる韓国の悪行を現場で目にしている海保の隊員には、この結果は目に見えていたのでしょう。だからこそ何十時間も妥協しない強い姿勢を見せてくれていたのだと思います。
中央日報の、「海保は絶対に妥協しない姿勢を見せていたが、政府の上部から妥協の支持が来た」という報道は、私はほぼ事実だと思っています。毎日行われる韓国漁船による違法操業の酷さは、想像を絶するほど悪質だと聞きます。そして韓国漁船のその行動を目の当たりにしながらも、威嚇射撃などの行動も制限されている海保の隊員が、韓国漁船にまんまと逃げられてしまうのを非常に悔しく思っているという報道も何度か耳にしたことがあります。その海保が、このような状態で不利な妥協案を呑むとは思えません。おそらく事件を穏便に済ませたいと望む政府関係者からの、妥協支持があったのは間違いないでしょう。
これが政府のどこからの支持だったのかは詳しくわかりませんが、未だに「韓国の感情を逆撫でしないように」などという配慮があったのだとしたら、本当にもう勘弁して頂きたいです。この事件で日本側が得た物があったとすれば、情けない国家という烙印のみです。
海上保安庁の現場の方は、ここで日本側が折れればこういう結果になるのはわかっていたのでしょう。隊員を拉致までされ、何十時間もがんばった挙げ句にこの結果。さぞや悔しい思いをされたことでしょう。本当にお疲れ様でした。
この情けない結果をもたらした事件をきっかけに、韓国漁船を効果的に取り締まることのできる法整備や、人員、艦船の強化というハードウエアの整備が行われることを期待します。
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