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日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ 福沢諭吉は中・韓と付き合えば身の破滅だと叫んだ
http://www.asyura2.com/0502/senkyo9/msg/742.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 5 月 26 日 15:32:34: CP1Vgnax47n1s

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu95.htm
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屋山太郎 日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ
福沢諭吉は中・韓と付き合えば身の破滅だと叫んだ

2005年5月26日 木曜日

◆【正論】評論家 屋山太郎 日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ 5月23日 産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/seiron.htm

《一代限りのブツ切り文化》 

小泉首相は衆院予算委員会で靖国参拝の意志を貫くことを示し、中国や韓国の批判に対して「(戦没者に対する)どのような追悼の仕方がいいかは他の国が干渉すべきではない」と強い不快感を示した。靖国参拝はすべきだが中・韓とも仲良くしたいという“矛盾”のはざまで悩んでいた小泉首相がついに「参拝」の側に舵を切った。これはまことに正しい選択だと賛同したい。
 そもそも中・韓の要求は、中・韓と同じ歴史認識を日本も持てといっているに等しい。首相が「参拝をやめました」といえば、次は教科書の「どこそこを直せ」というだろう。そこを直せば「尖閣諸島は中国領だ」といい、「ガス田も中国のものだ」と言い出すに決まっている。中華圏の歴史は易姓革命の歴史である。新しくできた政権は前政権の業績を全否定する。

 古くは秦の始皇帝の焚書坑儒、新しくは韓国における全斗煥、盧泰愚両大統領の死刑判決(のちに恩赦)をみれば、易姓革命は現代にもれっきとして生きている。朴正煕大統領は近代韓国の基礎を築いた立派な大統領だったと思うが、いま韓国では朴政権に連なる人間狩りをやっている。

 極端にいえば、中華圏は一代限りのブツ切り文化だ。こういう中・韓からみれば、靖国参拝は戦争賛美と映るかもしれない。そう映ったとしても隣国の祭祀(さいし)にまで注文をつけるのは出すぎとか内政干渉というのである。

《1200年も安泰の要因は》

 中華圏からみれば、日本は「東夷」(野蛮人)である。黙っていれば朝鮮半島のように、中華圏に巻き込まれかねないと悟った日本は七世紀、中華圏からの離脱を図る。こういう判断をしたのは聖徳太子で、日本国の建国(六六八年)以来、中華圏との正式国交を絶つ。このおかげで、一八七一年に日清修好条規を結ぶまで、千二百年にわたって安泰を保ってきた。

 この間、漢字に音訓をつけ、ひらがなを作って文字体系を確立した。政治、文化、伝統を積み上げて今のわれわれがある。七世紀の聖徳太子(しかも彼は政治家である)の評価が変わることなく、最近までお札に刷られていたのは中華圏では考えられないことだろう。ブツ切りの政治・文化ではなく、日本は「連続性」によって栄え、子孫は大きな恩恵を受けてきた。祖先に感謝するのは当たり前だ。その一体感があったからこそ、一気に国民国家を形成できたのである。

 千二百年の泰平はペリーの黒船によって破られ、日本は再び大陸と関わりを持つようになる。以来、日清戦争、日露戦争、辛亥革命、五・四運動、満州事変と続いて大東亜戦争が終わる一九四五年までの七十四年間はまさに泥沼にはまり込んだような時代だった。福沢諭吉は一八八五年、時事新報に「脱亜論」を発表し、「中・韓と付き合えば身の破滅だ」と叫んだのである。

 一九四五年から日中国交樹立(共同声明)までの二十七年間は、再び大陸とのトラブルなしで過ごせた。しかしこのあと現在までの三十二年間は日清戦争前夜、「脱亜論」当時の様相さながらだ。

 小泉首相が靖国参拝を表明した同じ場で、福田康夫前官房長官は中国との関係を「異常な状態」とし、「大局的な判断を示すことが必要ではないか」と述べた。これは「靖国参拝をやめろ」というのと同義だ。

《対中外交重視の愚犯すな》

 民主党の将来の党首候補といわれる前原誠司氏は「総理になったら靖国参拝はしない」と言明している。その理由は「政治カードとして使われるからだ」という。この態度は問題の解決ではなく、「先延ばし」に過ぎない。

 竹内行夫前外務次官は前任のインドネシア大使のとき、大使室に「すべての道は北京に通ず」という書を飾っていたという。歴史に無知としかいいようがない。福田、前原、竹内氏らに共通するのは、外交の前提として「中国と付き合わねばならない」と考えるからだ。

 その手段として、ASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓の三国を加えた「東アジア共同体構想」が浮上しているが、これなどは日本を中華圏に引きずり込む策謀だ。聖徳太子と福沢諭吉を教訓にすれば、解決策は一つしかない。

 日、米、豪、ニュージーランド、インドの五カ国を中核とし、これにASEANを加えた「アジア太平洋共同体」、あるいは「海洋国家連合」を組織することだ。中華圏とは近所付き合いはするが、距離を保った方がいい。(ややま たろう)

◆世界史に見られるランドパワーとシーパワーの戦略 VOL51  江田島孔明
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/170523.htm

(前略) 私が、ランドパワーとの接触をさけるべきだと主張するのもこのような歴史的認識が根底にある。ランドパワーというものの本質とは「騙して、奪って、殺す」ということだ。日本人でこれを実感したのは満州からの引揚者だけだといえる。貨幣という文字が貝を含んでいることをみても分かるが、売買といった関係はシーパワーに固有の文化だったのだ。  

ランドパワー(大陸国家)は、主に大陸内部、半島部、砂漠を故郷とし、土 地支配に執心し、極めて土着的性格を有し、閉鎖的、集団的、専制的といった形質を備える。古代ペルシャ、近代プロイセン、ナチス・ドイツやソビエト・ロシア、中国の華北政権(元、清、中共)、あるいはプロイセンの門下としての大日本帝国陸軍を例にとると分かりやすいだろう。  

簡単に言えば、『陸軍国』である。彼らは生命の揺り篭たる「海」から切り 離された峻厳なる自然環境の下で、異民族と接しながら生存競争を繰り返す過程で、生き抜く上での狡猾さ、残忍さ、獰猛さを身に着けた。  

第二次大戦中のナチスドイツの残虐行為、中国の天安門事件、ロシアのモス クワ劇場人質事件における両国の対応は、このランドパワーの獰猛性を抜きにしては考えられない。

歴史上の流血を伴う革命(フランス革命、ロシア革命、 文化大革命等)、残虐行為(ナチスによるホロコースト、カンボジアのポル・ポト派によるジェノサイド等)のほとんどがこのランドパワーによって引き起こされていることも無視できず、これもランドパワーの残忍さ、獰猛さを考えると説明がつく。  

これは、隣国と常に国境線を挟み軍事緊張下にあり、攻め込まれるかもしれ ないという恐怖心の裏返しなのである。例として、ナポレオンやヒトラーが最終的にロシア(ソ連)に攻め込んだのは、歴史的に欧州大陸部が東方の蛮族(フン族、モンゴル、オスマントルコ等)によって侵略の恐怖を与えられてきたことに対する反射という視点を抜きにしては語れない。  

ホッブス(ホッブズ、 トマス(1588-1679)イギリスが近代国家となってい く時期の政治思想家)はその著書「ビヒモス(旧約聖書に出てくる陸の魔獣: 後述)」において、 革命、内乱を説いているのはそういう背景を知らねば理 解できない。  

これに対してシーパワー(海洋国家)とは大陸の外縁部、島嶼部を故郷とし 土地支配よりも交易を重視し、交易のために必要な情報を尊び、先進的、開放的性格を有し、個人的、合理的形質を備える。古代ギリシャのアテネ、中国の華南政権(呉や南宋、明)、近代のオランダやイギリス、第二次大戦以後のアメリカ合衆国、イギリスの門弟としての大日本帝国海軍を例にとると分かりやすいであろう。簡単にいうと、『海軍国』である。  

ホッブスがその著書「リバイアサン(旧約聖書の大海獣)」に近代国家とし てのイギリスを仮託したのは、その本性がシーパワーであることを見抜いてい たからである。慧眼というしかない。 (後略)


(私のコメント)
今年に入ってからの韓国の盧武鉉大統領や中国の胡錦涛主席などが反日デモを仕掛けてきますが、大局的に見れば日本を大陸勢力に引きずり込むことの謀略だろう。それに対して日本はいっさい反応せずに無視していれば良いのであり、最低限度の経済文化交流で済ますべきだ。

中国や韓国に対してはODAなどの経済援助などで協力してきましたが、返ってくるのは反日デモばかりだ。経済交流にしても中国や韓国は盛んに日本の投資を呼びかけて進出を歓迎しますが、すぐに掌を返して日貨排斥運動で日本企業を追い出しにかかる。彼らが欲しいのは日本の技術と資本なのですが、企業が軌道に乗り出して黒字になると現地の合弁先に乗っ取られてしまう。

だから最初は友好的な態度で日中友好だの日韓親善とか言いながら、工場や販売網や経営ノウハウを身につけてしまうと態度は一変してしまう。あるいは優遇政策も廃止して税金を取り立てたり、規制をかけてきて経営を妨害して潰してし現地化してしまう。これでは何のために中国や韓国に進出したのかわからなくなる。

21日、22日の株式日記にも書きましたが、中国に進出する企業も反日デモ以降三分の一が取り止めを検討している。中小の個人事業者にとっても店を出しても暴徒に襲われて店が壊されても中国政府は補償も謝罪もしてこない。中国に進出する以上はこの程度の営業妨害は覚悟して進出すべきなのでしょうが、人命にかかわったら取り返しのつかないことになる。

屋山太郎氏が指摘するように日本が明治以降朝鮮半島にかかわるようになってから戦乱が相次ぎ、日本の国力は朝鮮半島や満州に吸い取られた。これはロシアの南下政策に対抗上そうなったのですが、中国や朝鮮はロシアに抵抗のなすすべがなかった。今から思えば朝鮮半島の南端にロシア国旗が立とうが中国国旗が立とうが放置すべきだった。

日清戦争も日露戦争も勝利しましたが、日本本土が直接脅威になったわけではないのだから大陸には手を出すべきではなかった。あくまでも中国やロシアが日本を取り囲んで脅してきたら戦艦同士で戦って決着付ければ良いのであり、朝鮮半島の併合や満州建国はまったくの無駄だった。

戦略物資の確保や食料資源の確保は金を出して買えば良いのであり、エンバーゴしてきたら外交交渉で解決すべきだし、それでも禁輸政策をとってきたら戦争に訴えても資源を確保しなければならない。石油や食料を禁輸されたら日本はお手上げになるから、外交的威嚇手段は持たねばならない。そのことについては23日に書きましたが、空母と原子力潜水艦ぐらいは必要になる。


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