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「タチが悪い外務省」
中国の呉儀副首相が小泉純一郎首相との会談をドタキャンし、突然帰国した問題をめぐり、外務省内には自民党の武部勤幹事長をスケープゴートにする空気が流れている。23日に呉副首相は会談を中止したが、外務省は21日に武部氏が北京で王家端対外連絡部長と会談した際、小泉首相の靖国参拝に関する中国側の批判について「内政干渉だ。信教の自由にも反する」と発言したことが最大の要因としている。
13日に日中外務次官級の総合政策対話を開き、何とか関係修復にこぎつけたい外務省にとって、武部発言が本当に会談中止の引き金だとすれば、怒りに値するかもしれない。武部氏は24日に「相互内政不干渉という考えもあると言ったまでだ」と発言の真意を釈明した。
しかし、中国政府が問題視しているのは「武部発言ではなく、内政干渉だと認識している小泉首相の姿勢」(日中筋)との見方が一般的だ。しかも、中国側が首相との会談を中止するという国際マナー違反であるにせよ、外交上の失態の責任は一義的に外務省にある。外務省は「武部氏らの二元外交で日中関係はメチャクチャになった」(高官)と強調するが、自らの責任を転嫁したいのが本音であり、小泉首相への直接批判を武部氏にすり替えているのが実態だ。首相の顔色をうかがった発言をする武部氏も問題だが、「武部主犯説」を流す外務省の方がタチが悪いという説も…。
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