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(回答先: Re: ソ連を非難するなら条約を破った事じゃなくて、結んだことでしょう 投稿者 さすれば 日時 2005 年 5 月 13 日 08:58:58)
確かに当時ソ連軍に追われた人たちがソ連に恨みを持つことは当然でしょう。
しかし大事なことは、あの戦争は何だったのかを全体構造の中で見る以外にないでしょう。そういう構造を見ることによって、戦争被害への怒りが正当になる場合と、加害国の被害者のように単純に相手に怒ることが出来ない状況が生まれることは当然のことです。自由主義史観の人たちは、そういう世界的な客観性を無視して、日本がやったことは何でも正しい、日本を傷つけることは何でもダメだと言い始めていますが、そういう国がどんどん出来たら、また世界戦争をくり返すことになると思います(すでにアメリカはそうなっていますが・・・)。
ソ連の対日参戦は第二次大戦の終盤なのであって、そこだけを取り出して評価することは不可能です。どうして戦争が始まり、どう進んで、そこに至る過程で日本が何をやっていたのか。ソ連参戦についてアメリカ・ルーズベルトが要請していたこと。トルーマンは逆にソ連との世界分割戦の争いに勝つために原爆を日本に落としたこと。じゃあソ連は世界平和のために日本帝国主義に参戦したのかというとソ連は日ソ不可侵条約を結んだときから自国のことしか考えていなかったこと。。。
そういうことを言うと二元論だとか科学的客観性はいらないと言われるのでは、真の解決は得られないと思います。まあこの問題はここら辺で平行線みたいですね。
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