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2005/05/01 メーデーに参加して思う 天木
メイデーにゲストとして招待され7分間の挨拶をしてきた。学生時代から今日までノンポリである私には、この種の集会は珍しい経験である。
いくつか感じるところがあった。五万人も集まった集会の不思議な力を感じた。我々一人一人はなんの力も影響力もない存在であるが、それが連帯すると大きな力になる、これこそが大衆の力だと思った。
驚いたのはビラを配っている人達の中に連合の笹森会長や共産党を批判している人がいたことだ。自民党の補完勢力になってしまった民主党を応援している連合について、批判する事はわかる。しかし共産党を批判するグループがいることは驚きであった。今の護憲勢力は共産党をおいて存在しないと思っていた。しかしその共産党さえも生ぬるい裏切り者と言っているのだ。これがいわゆる内ゲバなるものか。私のようなノンポリにとっては、この近親憎悪の関係がさっぱりわからない。そんなうちゲバをしている暇があったら、小泉政権打倒にそのエネルギーをぶつけろと言いたい気分だった。
7分の演説で何をしゃべればいいか。私はいつも大勢の前で話をするときは緊張する。しかしいつもそうであるが人の前にたって話し始めると、予定した草稿とは無関係に言葉が走り出す。何を話したかもう忘れたが、最後にこの言葉で締めくくろうと考えていた言葉がある。これだけは今でも覚えている。日頃出ないような大声で叫んでいた自分を思い出す。
その言葉は1947年に文部省が中学生に向けて発刊した「新しい憲法の話」からの一節である。
戦争放棄をうたった憲法9条について説明した箇所にこういう文章があるのだ
・・・これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これは戦力の放棄といいます。放棄とは捨ててしまうと言う事です。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しい事を、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません・・・
そうなんだ。世の中に正しいことほど強いものはない。この言葉に私は勇気づけられる。
アメリカのイラク攻撃はあらゆる意味で許しがたい歴史的暴挙である。そう信じて私は声をあげた。その結果私は組織を追われ、一人になった。ややもすれば気弱になる自分に、この言葉は最大の励みになった。
私は正しいことを行おうとして苦しんでいる人達に言いたい。自らを信じて行動しよう。必ずその正しさが勝つ時が来ると。そう思ったときから既に勝利の女神は微笑みかけているに違いない。
人ごみの中を掻き分けて一人代々木公園をあとにする私は、言葉ではうまく表現できない充足感をかみしめていた。
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おまけ: http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSWhats&Init=CALL&SYSKEY=0015
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