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補欠選挙結果と日本の政治状況
小泉政治に誰よりも批判的な私にとって、今回の補欠選挙における自民党の完勝は残念極まりない。「国民から信認された」と喜ぶ小泉首相が、やりたい放題のパフォーマンス政治を一層強化する姿が目に浮かぶ。それを見せつけられるのかと思うとうんざりする。
しかし本当はこれでよかったと思っている。その理由はこうだ。
一つには今の民主党に政権をとる資格はないということだ。自民党の補完勢力に成り下がり、野党第一党の責任を放棄した民主党は、国民の不満や怒りの受け皿になりえない。今度の補選に勝っていよいよ政権取りだと勘違い政治がはじまれば、それはそれで私の不満はもっとつのる。民主党が負けてよかったのだ。
小泉首相の政治生命は、今度の補選で勝ったところで、どうみても終わりが見えている。あと1年半小泉首相が首相に居座っても、彼には日本を救える能力はない。小泉首相のパフォーマンス政治に浮かれて現実から逃避している多くの国民は、いやでも小泉政治は不毛だったという事実を見せつけられるのだ。いずれにしても小泉政治を行き着くところまで行かせたほうが、政治変革のマグマは高まる。
問題は、そうなった時でも、日本の政治がすっきり変わらないだろうということだ。なぜか。それは今の選挙制度にある。政治は選挙で決まる。今度の補欠選挙でも明らかなように、国民の投票率は下がる一方だ。そうなると組織票を持つものが勝つ。今の日本でもっとも強力な組織票を持つものは公明党だ。つまり選挙の勝利者はいつも公明党ということになる。
どうすればそんな政治状況を変える事が出来るのか。それは唯一、選挙に無関心な人々に投票させ、その票を獲得することである。それには既存のやり方ではダメだ。今の世の中は大衆を動かすのはインターネットによるムーブメントづくりだ。それはイデオロギーとは無縁なアピールだ。何か変えようじゃあないか、新しい事を始めようじゃないかと思わせることだ。ここに活路を見出す事が出来れば、その時は、今までになかった全く新しい政治状況の到来となる。資金も運動も何も要らない。要るのはインターネット一つによる新しいメッセージの発信である。
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