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日韓歴史教材:
両国の教員が出版 日韓共通は初めて
日本・韓国共通の歴史認識に基づく教材をつくろうと、両国の教員が中学・高校用の副教材「日韓共通歴史教材 朝鮮通信使−豊臣秀吉の朝鮮侵略から友好へ」(明石書店、1300円)を出版した。日韓共通の歴史教材は初めてという。議論の分かれる近現代史については触れていないが、教員らは「この共同作業は初めの一歩。今後、近現代史についても出したい」と話す。日本国内だけでなく、韓国内でも今週から韓国語版が書店に並ぶ予定だ。
出版したのは、広島県教職員組合の小・中学校教員らと、韓国の全国教職員組合大邱(テグ)支部の小中高校教員の計11人。01年「新しい歴史教科書をつくる会」(会長、八木秀次・高崎経済大助教授)が主導し、扶桑社が発行した歴史教科書の内容に懸念を抱いた韓国側が、交流のあった広教組に働きかけたのがきっかけ。当初は近現代史も視野に入れたが、歴史認識のすり合わせが困難なため、テーマを文禄・慶長の役と朝鮮通信使に絞り込んだ。
完成した教材では、17世紀前半に再開された最初の3回の通信使は、朝鮮侵略で連れ去られた人を連れ戻すのが目的だったため「刷還使」と呼ばれたことや、慶長の役の際、日本軍が朝鮮人の鼻を切り取り集めた「鼻切り」などについても記述されている。
助言者として参加した金両基・常葉学園大客員教授は「民衆の視点が盛り込まれているのが特徴。授業の現場で使ってほしい」と話している。
【千代崎聖史】
毎日新聞 2005年4月20日 10時21分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20050420k0000e040030000c.html
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