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平和展:
「聖戦」を検証、資料200点展示−−東本願寺で17日まで /京都
真宗大谷派の05年非戦・平和展「歴史をつなぐ」が、東本願寺(下京区)の参拝接待所ギャラリーで開かれている。明治以降、教団が国策に追従して宗祖親鸞の教えをゆがめ、侵略戦争を「聖戦」と呼んで多くの門徒や青年を出兵させた歴史の検証作業の一環で、今年で6回目。17日まで。
1894(明治27)年の日清戦争に際し、法主(ほっす)が「一身を国家になげうち忠勤を尽くさねばならぬ」と僧侶や門徒に命じた「直命(じきめい)」や、1942(昭和17)年に寺院から供出された金属製仏具を前にした法要の写真パネルなど約200点を展示。代用仏具として使われた陶器製のしょく台や、「スパイに用心」と記された湯のみなどから当時の生活がうかがえる。また、戦場で兵士に教えを説いたり戦死者に読経するため教団が派遣した僧侶「開教使(かいきょうし)」が着た教衣(きょうえ)も。教衣は黒でなく軍服と同じカーキ色で、腰にベルトがあり行動しやすい形をしている。
このほか、戦争の激流に抵抗した高木顕明師、竹中彰元師、河野法雲師の3僧侶の歩みを紹介。和歌山県新宮市の浄泉寺住職、高木師は、ロシアとの開戦論に対し非戦を訴えたが教団に理解されず、明治天皇暗殺計画の名目で社会主義者らが弾圧された大逆事件に連座。死刑判決を受け、獄中で自殺した。教団は師を永久追放処分とし、85年後の96年に名誉回復がなされた。
無料で、午前9時〜午後4時。問い合わせは同派解放運動推進本部(075・371・9247)。
【鶴谷真】
毎日新聞 2005年4月13日
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