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山拓の運命握る“女の戦い”−福岡・宮城で補選告示
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200504/sha2005041301.html
衆院統一補欠選挙が12日、福岡2区(福岡市中央区など)と宮城2区(仙台市宮城野区など)で告示された。投・開票は24日。
福岡2区は小泉純一郎首相の盟友として首相補佐官を務める自民党の山崎拓氏(68)=公明党推薦=が復帰なるかが最大の焦点。これ対し民主党新人の元投資顧問会社員、平田正源氏(37)=社民党支持=は、山崎氏を落選させた古賀潤一郎前議員の学歴詐称問題で失った民主議席回復をめざす。
この2人による事実上の一騎打ちとなるが、ほかに4人が届け出て、立候補者は6人。同区では平成8年の5人を上回り過去最多となった。
一方、宮城2区は自民党の元県議、秋葉賢也氏(42)=公明党推薦=と民主党の東北大院生、門間由記子氏(30)のほか3人の計5人が立候補。民主党の鎌田さゆり氏が公選法違反事件で辞職した議席を奪い合う。
統一補選の結果は、郵政民営化など小泉政権の今後の運営に影響を与えることになりそう。
★元愛人Vs妻…山拓・福岡の陣、カギ握る“女の戦い”
「私との関係をなかったことにして、平気な顔で選挙に出る。それだけは許せません」
福岡2区補選が告示された12日、山崎拓氏の元愛人、山田かな子さん(福岡市在住)=写真右=が“怒り”の談話を寄せた。「あの人は政治に情熱があるんじゃない。権力者に戻りたいだけなんです」。
平成4年夏、山田さんは当時勤めた福岡の高級クラブで「せんせい」と出会った。13年暮れ、10年近くに及ぶ愛人関係が終わった。2人は互いに名誉棄損で提訴する訴訟合戦に。山崎氏側は訴えを取り下げたが、山田さんは裁判を継続中だ。山崎氏は先月25日の会見で「女性問題は存在しない」と表明。山田さんは怒りに震えた。
「言葉によって私の存在を抹消するのですか。私は、あの人の落選を望んでいるわけではありません。本当に女性問題はないのか、それを問い質したいだけなんです」
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15年秋の前回衆院選で山崎氏を苦しめた女性問題の逆風。1年半近く経った今も「傷は癒えてはいない」(自民党県議)。一方で山崎氏を心から信じ、支える女性たちもいる。妻の芙美子さん(67)と3人の娘たちだ。
「苦境に立たされたことで、家族の絆はさらに強まりました。主人は初心に帰って、自分の足で地元を歩いています。私たち家族も悔いのないものにしようと、3人の娘たち共々走り回っています」。党会報の特集記事でこう語った芙美子さん。文字どおり、今も支持者の間を走り回る。
「正直言って、拓さんに対する女性の反応は厳しい。街頭で女性に握手を求めても、そっぽを向かれることがある。でも、奥さんだと全然違う。奥さんと娘さんたちには、本当に助けてもらっている」
山崎陣営は、無党派層に支持を広げるためにも芙美子さんらの存在が不可欠だと強調する。
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福岡2区の女性有権者数は22万9047人で、全体の54・2%(先月2日現在)。最近3回の国政選挙で同区は、いずれも男性より女性の投票率が高く、女性票が結果を左右する傾向を見せる。
山崎氏を“告発”する山田さん。信じ続ける芙美子さん。そして国政への関心が高い女性たち。今回も“博多の女”が勝敗を決めそうだ。
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