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【週刊文春】公明党“陰の指南役”平野貞夫前参院議員が警告「自公連立政権は日本を滅ぼす」
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投稿者 ロシアチョコレート 日時 2005 年 4 月 11 日 06:37:18: DsXgc9p/1U5SM

「週刊文春」(2005年4月14日号)の139頁から貼り付けます。

(貼り付け終了)

公明党“陰の指南役”平野貞夫前参院議員が警告「自公連立政権は日本を滅ぼす」
創価学会「ニッポン洗脳」の不気味C

芸能人、スポーツ選手を公明党の選挙に利用し、また多くのメディアに様々な形で影響力を駆使する創価学会。政権与党入りして六年になる彼らが目指すものはいったい何なのか。学会・公明党の暗部、恥部までを知り尽くした前参院議員の平野貞夫氏による緊急提言――。

 四月三日、福岡市内のイベント会場は、日本全国から集まった約四百人の熱気でむせ返っていた。
 民主党副代表、小沢一郎氏の「側近」、「知恵袋」といわれ昨年、政界を引退した平野貞夫氏(69)が構想する「市民による日本一新の会」の設立総会。
 小沢氏が一九九三年に発表した『日本改造計画』を基に、市民レベルから新たな国づくりを目指す「日本一新運動」の展開を目指す同会の設立総会では、小沢氏のほか、民主党元代表の鳩山由紀夫氏、長野県知事の田中康夫氏らが講演。さらに三週間後の福岡二区の補欠選挙で、山崎拓氏と議席を争う、民主党候補予定者の平田正源(ルビ:まさのり)氏も登壇した。
「この動きに山拓陣営は神経を尖らせていた」(地元紙記者)というが、山拓陣営以外にも、この「一新の会」設立に極めてナーバスになっている団体があった。ほかでもない、巨大宗教団体・創価学会と、学会を支持母体とする公明党である。
「超党派で幅広い連携を呼びかける『一新の会』は今年二月、自・公をはじめ各政党の関係者にも設立総会の案内状を送ったのですが、その呼びかけ人の中に創価学会、公明党が神経質にならざるを得ない二人の元議員の名前があったのです」(元学会幹部)
 一人は平野氏らとともに、同会の呼びかけ人に名を連ねている二見伸明氏(70)。二見氏は六九年に公明党から衆院選に出馬し、初当選した。羽田内閣の時代には運輸相に就任。九四年には新進党結成に参加し、同党が分裂した後も自由党に留まった。そのため、〇三年の衆院選でも公明党が自民党の対立候補の支援にまわり、落選している。
「二見さんは、自由党の連立離脱後、衆院本会議の代表質問で、自公保連立政権を『これほど野合以前の、数だけ寄せ集めた政権というのを私は知らない』とまで言い切った。これに逆上したのが、自ら積極的に『野合』を推しすすめた冬柴鉄三公明党幹事長。公明新聞の座談会で『政治家の前に、人間としてどうか、首を傾げざるを得ない』と罵倒した。しかし、二見氏は公明党を離れた後も、創価学会員であり続けたため、学会が彼を批判することはなかった」(公明党関係者)
 ところが、その学会が今年二月に入って猛烈な二見批判を展開し始めたのだ。
 〇五年二月八日付の創価学会の機関紙「聖教新聞」には「学会創立栄光の75周年」という座談会記事が掲載されているが、その中で秋谷栄之助会長や青木亨理事長ら学会幹部が二見氏を「忘恩の議員」として、次のように切り捨てている。
《秋谷 支持者が、どれほどの思いで応援してきたか。どれほど侮しい思いをしたか。とんでもない「恩知らず」だ。
 青木 その通りだ。もちろん個人の政治信条は、あるだろう。だが、何十年も応援し続けてくれた支持者の心を裏切る。
 政治家以前に「人間として」許せない!》
 学会はなぜ今頃になって二見批判を始めたのか。
「明らかに二見さんに対する学会側の牽制でしょう。というのも、今回の設立総会を共同主催した『九州一新会』の呼びかけ人に、九州の公明党と創価学会から不倶戴天の敵と見なされている、元公明党の大物地方議員も名を連ねている。二見さんがその“脱会者”と連携することに神経を尖らせているのです」(同前)
 元公明党鹿児島県議、山口優氏(72)。山口氏は九州創価学会の草創期からの学会員で、公明党の前身、公明政治連盟の結成にも携わり、鹿児島県書記長を歴任するなど、同党の功労者だった。山口氏が語る。
「私は公明党から一方的に放り出されたんです。九一年の鹿児島県議選の際、党は私を公認から外したのですが、理由はかつて、鹿児島市議選に出馬した私の従兄弟の自民党候補を応援したからというもの。しかし、それまでにも鹿児島の公明党は、自民党の故二階堂進氏らを公然と応援していたのに、何もお咎めは無かった。要するに私は学会を批判したから切られたんです。学会や党の在り方に疑問を感じたときは、忌憚(ルビ:きたん)なく意見を述べていましたから」
 結局、山口氏は無所属で県議選に出馬したのだが、学会の激しい選挙妨害に遭い、落選する。これを機に学会を脱会し、九二年の鹿児島市議選には、自民党から出馬するも、学会による嫌がらせはさらに酷くなったという。山口氏が続ける。

党と学会の表裏を知り尽くした男

「選挙期間中は『殺す』という脅迫電話や匿名の手紙に悩まされ、尾行や見張りもつきました。手紙には戒名を書いた位牌の絵が描かれていました。自宅には私服の警察官が警備に付いてくれたほど。そして当時の学会副会長並びに鹿児島県長名で、こんな檄文が配られたのです」
 九二年三月一日付の「檄文」にはこう書かれている。
《反逆の徒と化した山口優は(中略)天魔の手先とおちぶれ果てております。今回の法戦は単なる市議選ではありません。広布を阻まんとする日顕とその一派に対して断固たる正義の剣をふるい、天魔の息の根を絶つ天王山の戦さであります》
 まさに「政教分離」何するものぞといった内容だ。
山口氏が再び語る。
「私が創価学会に入った六〇年代には『日蓮正宗という信仰を選べば、迫害されるよ』と学会幹部から言われていました。それが今なぜ、迫害する側に回っているのか。昔の公明党は民衆のための党で、反権力・反自民でしたが、今は百八十度違ってしまった。自民党とベッタリ癒着し、悪法を生み出す手伝いをし、それを民衆に押し付けている」
 小誌は二見氏にも取材を申し込んだが「週刊誌の取材には応じない」と拒否。
 しかし実は、創価学会・公明党が二見氏、山口氏以上に恐れている人物がこの会にはいるという。この会の設立を提唱した前参議院議員、平野貞夫氏である。
 平野氏は一九五九年、衆院事務局に就職。故前尾繁三郎議長秘書などを経て、衆院事務局委員部長に就任した。九二年の参院選で地元高知選挙区から無所属で当選し、自民党に入党。その後、小沢氏と共に自民党を離党し、新生党、新進党、自由党結党に参画し、〇三年に民主党に合流。しかし翌年の参院選の公認調整を巡るトラブルを機に、自ら勇退を宣言し、野に下った。
「その平野さんに国会対策のイロハを学んだのが公明党。六七年に衆院に進出した当初、衆院事務局職員だった平野さんは、党から議会運営上の様々な相談を受け、その都度、アドバイスを与えてきた。いわば公明党の“陰の指南役”とも言うべき存在で、党と学会の表と裏を知り尽くしている。
 また細川政権や新進党時代にも公明党の相談役を務め、自社さ政権下で自民党が強硬に主張した池田大作名誉会長の参考人招致を、小沢さんとともに阻止したのも平野さんだった。
 その平野さんが近く、自らの体験に基づいた本を上梓する。そこでは学会、公明党の暗部、恥部が全て明らかにされるといわれ、関係者は今から戦々恐々としているのです」(前出・公明党関係者)
 その“陰の指南役”が、自公政権下の公明党を斬り、学会に警鐘を鳴らす。
「私は今でも選挙の際に私を応援してくれた学会の方々には感謝している。また細川連立政権、そして新進党時代には彼らと共に行動し、『新しい日本を創ろう』と議論を戦わせた仲だ。
 が、『与党病』に冒され、結党以来の『平和と福祉と人権』という政治理念をかなぐり捨て、自民党の”補完勢力”と化した公明党は、今や日本を亡国の道へと導こうとしている。ただ、そもそもその公明党を政権に引き込んだのは細川政権時代の私の責任。だからこそ、強烈な自戒を込めて、公明党を批判するんだ」
 平野氏が続ける。
「創価学会・公明党について論じる際、必ず『政教分離』が持ち出されるが、私はこの問題を単純な憲法解釈論などで論ずることはしない。というのも私は宗教団体や信者が必要であると判断すれば、政治に関わること自体、批判されるべきものではないと考えている。
 しかし宗教団体が組織的に政治に関わる以上、指導者の恣意で悲劇を繰り返してきたという歴史を踏まえ、最低限、四つのことを遵守すべきだと確信している」

党是を捨ててまで権力に擦り寄る

 平野氏が挙げたのが以下の四条件である。
 @宗教は人の「心」に、政治は人の「利害」に介入するという特性を持つことを自覚し、謙虚かつ慎重であること
 A常に権力をチェックし、政治倫理を確立することを活動の基本とすること
 B信者に政治選択を強制しないこと
 C政治的、政策的主張は「信者の利益」のためだけでなく「国民・民衆のため」という普遍性を持つこと――。
平野氏がさらに続ける。
「呆たして公明党、そして創価学会はこの四条件をクリアできているのか。特にCについては、公明党は政権入りの前後から様々な要求を行なってきたが、いずれも公明党の支持者、つまりは『創価学会員の利益』のみを追求した場当たり的な政策だ。その象徴的な例が九九年に七千億円もの予算をつけた『地域振興券』。
 そして私が許せないのは、公明党が国家の安全保障の根幹に関わる『イラク派兵』という問題を、政治的なカードにしたということだ」
 〇五年度の予算編成で政府は、年金制度の財源問題に際し、「基礎年金への国庫負担を二分の一に引き上げるための財源は、所得税の定率減税を段階的に廃止することで捻出する」という公明党案を取り入れた。
平野氏が再び語る。
「このサラリーマン層を直撃する政策も、公明党の支持者ウケを狙ったその場しのぎの血税バラマキと言わざるを得ず、Cで言うところの『国民・民衆のため』という普遍性を全く持っていない。しかも公明党は、自民党に定率減税廃止を呑んでもらう代わりに、イラク派兵を了承した。
 私が知っている限り、九一年の湾岸戦争時の公明党、創価学会幹部の対応は今よりはるかにマトモだった。公明党の議員は学会幹部とギリギリの議論を続けていた。ところがイラク派兵の際には冬柴幹事長の発言のほうが自民党より勇ましいという有り様だ。かりそめにも『平和』を党是に掲げる党が、それと真逆のことをやっているんだから、理念も信条もないに等しい」
 そして平野氏の批判は、創価学会にも向けられる。
「自自公による連立以降、公明党は一貫して与党の立場を占めてきた。元公明党の衆院議員によると、冬柴幹事長は党内で『連立は全て(池田大作)名誉会長を守るためだ』と発言したという。彼がこのような発言ができるのも当然、今の学会執行部が彼の態度を是認しているからに他ならない。
 私が知っている創価学会は『民衆の救済』を掲げていたはず。それがなぜ、権力に擦り寄り、学会員の利益のみ追求する宗教団体になったのか。宗教団体は様々な社会的恩恵を受けている以上、国民に説明する義務がある。
 さらに言えば、党是を捨ててまで権力に擦り寄るという、政党の体をなしていない公明党が、これ以上、与党の座に居座ることは日本国民のためにならない。公明党政治がこれ以上続くのなら、国民の批判の矛先は間違いなく、創価学会に向けられるだろう」
 創価学会、公明党は、山口氏の告発、そして平野氏の批判にどう答えるのか。
「(二見氏に関しては)長年にわたり支援し続けてきた会員に何らの説明もなく他党に移ったことに対して、地元に不満の声が渦巻いていたので、それを反映したまで。山口氏指摘の『嫌がらせ』はいずれも作り話ではないか。文書についても承知していないし、当時の幹部も『一切作成していない』と話しており、怪文書の類ではないか。平野氏のいう四つの基準は、どれも当然のことであり、当会も全くそのように活動してきている」(創価学会広報室)
「(冬柴氏が)このような発言をしたという事実はないが、四つの基準は平野氏の言う通りであると受け止め、また公党としてそのように努めている」(公明党広報部)
 芸能人やスポーツ選手を広告塔に使った“ソフト洗脳”の果てに、公明党と創価学会は我々をどこに導こうとしているのか……。

http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/

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