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7日発売の「週刊文春」(4月14日号)の特集
理事一新・橋本新体制に直撃弾!
NHK現役経理職員 立花孝志氏 懺悔実名告白
「私が手を染めた裏金作りを全てお話しします」
五輪での飲食代から機材盗難の穴埋め処理まで、皆さまの受信料流用の許されざる実態
の立花孝志(タチバナタカシ?)さんへのインタビュー
「海老沢(勝二)前会長が辞めてから50日間、経理という立場から自分なりに調べたところ、想像をはるかに上回る不正がありました。NHKは膿を出し切って、しっかり謝罪しなければならない。まずは私がかかわった間違いなく不正な経理について、罪を告白したいと決意しました」
実名で告発した動機について、NHK編成局(経理)の立花孝志氏(37)はそう説明する。
不正経理に加担したことで良心の呵責(かしやく)に苦しんだ立花氏は、昨年10月から鬱(うつ)病(びよう)で欠勤し、目下リハビリ出勤を目指している段階だ。そんな中でもNHKの膿を出すべく、内部告発を続けてきた。
3月中旬には内部告発が局側に発覚した。NHK関係者から「裏切り者、辞職しろ」というメールが送られてきた。局関係者が立花氏が通う心療内科の主治医を直接訪ね、「立花の行動を制止してください」と要請したこともあったという。
「これだけ職員が多ければ、罪を犯す人間もいるでしょう。NHKの問題は、犯罪者を厳しく措置せず、かばったり隠す体質が染み付いていることです」
立花氏の告発を受けて局側への取材攻勢が強まると、「いま局内は大変なことになっているよ。大パニックだよ」と立花氏に話す職員もいた。
7日の定例会見で、NHKの橋本元一会長は今回の告発記事について、「とりあえず調べてみないとわからない。慎重に調査したい」と述べるにとどまった。
また同日、出田幸彦理事(放送総局長代行)は「(立花氏以外の)担当者はなかったと証言しており、われわれもそう認識している」と述べ、現時点では裏金づくりの事実を確認していないことを強調した。
NHK広報局は「今後は特に裏金について、立花を含む当事者に直接話を聞き、本格的に調査をしたい」としている。
ただし、立花氏については、「(NHKの)産業医が現段階では話を聞ける状況ではない、と診断している」と、今後の調査予定が白紙であることを明らかにした。
一方で同広報局は、こうも指摘する。
「告発の内容は大半が一昨年までのもので、今では当時のような不正はできない仕組みに改善されてきている。昨年10月から欠勤している立花は、現在の体制をよく知らないのではないか」
だが立花氏は「逆に改悪されている。システムを厳しくすると、かえって抜け道を求めるようになる」と反論する。
「定例会見を見て、私の捨て身の告発に対して心が動かないのかな、気の毒だなと感じた。だがそれも恐怖から来る発言だったのではないか。バッシングはすごいだろうが、淡々と仕事に復帰して、内部から黙々と改革し、膿を出していきたい」
立花氏の決意を、NHKはどう受け止めるか。
(夕刊フジ) - 4月8日17時1分更新
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