現在地 HOME > 政治・選挙・NHK9 > 155.html ★阿修羅♪ |
|
文科省、扶桑社を3回指導 検定中の教科書流出で
2005年04月06日23時03分
文部科学省の銭谷真美初等中等教育局長は6日の衆院文科委員会で、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導して編集した扶桑社の中学校の歴史・公民教科書の申請図書(白表紙本)が検定作業中に部外に流出した問題で、扶桑社を3回指導していたことを明らかにした。扶桑社は教員の意見を聞くため白表紙本を貸し出していたという。
川内博史氏(民主)の質問に答えた。白表紙本については検定の公正さを確保するために、検定の実施細則で「申請者は検定審査が終了するまでは内容が申請者以外に知られないよう適切に管理しなければならない」と定められている。文科省は今後、検定作業の一時停止も含めて再発防止策を徹底する方針だ。
文科省によると、扶桑社の営業担当者は教員の意見を聞こうと昨年7月下旬以降、1都10県で歴史と公民の白表紙本計43冊を貸し出していた。同省は10月27日に回収を指示するとともに、管理を徹底するよう指導したが、その後も3県で6冊を貸与し、1都9県で19冊を閲覧させたことが判明。今年1月25日に再び指導した。
3月22日には、京都府と和歌山県で1度ずつ教育委員会関係者に閲覧させたとして3回目の指導を行った。同省によると、同社は事実関係を認めて「担当者の監督が至らなかった」と説明したという。
扶桑社は朝日新聞の取材に対し、「白表紙本に関しては厳重に管理をしていたが、文科省より指導を受けたのは事実だ。今後適正に対処したい」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/life/update/0406/009.html?t1
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK9掲示板