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http://www.asahi.com/politics/update/0228/003.html
「治安維持法で逮捕は人権侵害」日弁連、首相に謝罪勧告
戦時中、兵庫県西宮市の在日朝鮮人男性、徐元洙(ソ・ウォンス)さん(80)が、友人への手紙に朝鮮人差別の現状を書くなどしたとして治安維持法違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた問題を調査していた日本弁護士連合会は、国が徐さんに謝罪し、補償を含む適切な措置をとるよう求める小泉純一郎首相あての勧告書をまとめた。
勧告の前提になった日弁連人権擁護委員会の調査報告書によると、徐さんは1943年ごろ、自身の差別体験を朝鮮人の友人への手紙に書いたり、朝鮮独立のために仲間を募ったりしたとして、44年8月に治安維持法違反容疑で逮捕された。半年余り拘束された後、45年2月、神戸地裁で懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受けた。
調査報告書は思想・良心の自由や表現の自由は、人が生まれながらにして当然に持っている権利であって、大日本帝国憲法下の時代でも「保護されるべきことは明らか」と指摘した。
徐さんは「小泉首相は勧告を重く受け止め、きちんと謝罪してほしい」と話している。 (02/28 11:11)